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【かぐや姫の嘆き】意味や読み方を解説!反語や敬語の方向(敬意の対象)について

※このページは 4 分で読めます。

かぐや姫の嘆き

  • 「かぐや姫の嘆きって、誰が何をしているのかよく分からない…」
  • 「敬語の方向(敬意の対象)ってどうなっているの?」

竹取物語の「かぐや姫の嘆き」は、特に理解がむずかしいところですよね。

ポイントはそれぞれの尊敬語、謙譲語が誰のものなのか?をしっかり理解しておくことです。

具体的には、次のように考えておけばそこまでむずかしくは感じないはずですよ。

「かぐや姫の嘆き」を理解するコツ:以下の2点を押さえよう!


  • 尊敬語=かぐや姫の動作
  • 謙譲語=かぐや姫と翁のセリフ

この記事では、かぐや姫の嘆きの意味や読み方について簡単に分かりやすく解説します。

古典で竹取物語を勉強中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「かぐや姫の嘆き」の本文

まずは「かぐや姫の嘆き」の本文を確認しておきjましょう。

※本来、原文に「」はありませんが、ここではセリフの部分を分かりやすくするためにつけています。

八月十五日ばかりの月に出てゐて、かぐや姫いといたく泣きたまふ。人目も今はつつみ給わず泣きたまふ。

これを見て、親どもも「何事ぞ。」と問ひさわぐ。

かぐや姫泣く泣く言ふ、「さきざきも申さむと思ひしかども、必ず心惑ひしたまはむものぞと思いひて、今まで過ごし侍りつるなり。さのみやはとて、うち出で侍りぬるぞ。おのが身はこの国の人にもあらず。月の都の人なり。それを、昔の契りありけるによりなむ、この世界にはまうで来たりける。今は帰るべきになりにければ、この月の十五日に、かのもとの国より、迎えに人々まうで来むず。さらずまかりぬべければ、おぼし嘆かむが悲しきことを、この春より思ひ嘆き侍るなり。」

と言いて、いみじく泣くを、翁、「こは、なでふことのたまふぞ。竹の中より見つけ聞こえたりしかど、菜種の大きさおはせしを、我が丈立ち並ぶまで養ひたてまつりたる我が子を、何人か迎え聞こえむ。まさに許さむや。」と言ひて、「我こそ死なめ。」とて、泣きののしること、いと堪へがたげなり。

かぐや姫のいはく、「月の都の人にて、父母あり。片時の間とて、かの国よりまうで来しかども、かくこの国にはあまたの年を経るになむありける。かの国の父母のこともおぼえず、ここには、かく久しく遊び聞こえて、ならひ奉れり。いみじからむ心地もせず。悲しくのみある。されど、おのが心ならずまかりなむとする。」と言ひて、もろともにみじう泣く。

使はるる人々も、年ごろならひて、たち別れなむことを、心ばへなどあてやかにうつくしかりつることを見ならひて、恋しからみことの堪へがたく、湯水飲まれず、同じ心に嘆かしがりけり。

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「かくや姫の嘆き」あらすじ(現代語訳)

「かぐや姫の嘆き」は、かぐや姫が老夫婦に「自分は月へ帰らなければならない」と告白する場面です。

細かい文法を説明する前に、現代語訳で内容を見てみましょう。

敬語の部分に注目してみて下さい。

「かぐや姫の嘆き」現代語訳


八月十五日頃。月の見える場所に出て座っては、かぐや姫はたいそうお泣きになりました。

人目もはばからず泣いておいでです。

これを見て(かぐや姫の)親たちも

「どうしたのだ。」

と問いかけて動揺します。

(すると)かぐや姫が泣きながら言うことには

「以前より申し上げようとして思っておりましたが、あなた方は必ずお困りになるだろうと思い、今まで(言わずに)過ごしてまいりました。

しかし、いつまでも言い出せずにいられましょうか(いえ、いられません)。

私はこの国(日本)の人間ではありません。

月の都の人間なのです。

前世の約束によって、この国に参りました。

もう(月に)帰らねばならない時なので、この月の十五日、故郷より私の迎えの人々がやって来るでしょう。

避けられないことですから、(おじいさんとおばあさんが)悲しむだろうと思って、春から嘆き悲しみ申し上げているのです。」

そう言い、たいそう泣いているので、(竹取の)翁は、

「これは、なんてことを仰るのだ。(私はあなたを)竹の中から見つけ申し上げ、菜種ほどの大きさから、自分の背丈ほどに育て申し上げた我が子であるあなたを、誰がお迎え申し上げられましょうか。

(そのようなことを私たちが)許せましょうか。」

と言い、

「私は死のう。」

と泣く姿はとても耐えられない様子です。

かぐや姫は、

「月の都の人で、(私の)父と母がいます。

ほんのわずかな期間として、この国に参りましたが、ここで長い年月を過ごしてしまいました。

(私は)あの国の両親のことを思い出すこともなく、長いことこちらに慣れ親しんでおります。

(帰らねばならないことは)嬉しくありません。

悲しいだけです。

しかし、この気持ちに反して帰らねばならないのです。」

と言って、一緒にひどく泣きます。

かぐや姫のお世話をしている人々も長年一緒にいたので、かぐや姫の美しく可愛らしい姿を見慣れていました。

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