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だるまさんがころんだの由来は?ローカルルールや派生遊びも紹介

だるまさんがころんだ

(だるまさんがころんだ遊びの由来とは?)

だるまさんがころんだ」という遊びは、全国各地でみられる伝承遊びの一つですね。

このだるまさんがころんだにはどんな由来があるかご存知でしょうか?

だるまさんが転んだというときに「だるまさん」とは、実はインドのお坊さん「達磨太子(だるまたいし)」に由来があるのです。

達磨太子とはどんな人だったのか?なぜ、その達磨太子が「転んだ」でゲームになるのか?

以下でくわしく解説していきます。

だるまさんがころんだの由来?達磨太子のエピソード

だるまさんがころんだ

(だるまさんがころんだの由来は禅宗の開祖である「達磨太子」と考えられます)

達磨太子は仏教の宗派の一つである「禅宗」の開祖です。

達磨太子は、9年もの間、壁に向かって座禅を組み続けてついに悟りに達します。

しかし、9年間ものあいだ座禅を組み続けたので、腕や足が腐ってしまいました。

↓その時の姿が、今でもよく見かける手足のない「だるま」の姿だと言われています。

だるまさんがころんだ

なぜ、だるまさんがころんだなのか

「だるまさんがころんだ」では、鬼となる子が木や壁に向かって目隠しして、「だるまさんがころんだ」と叫びますよね。

これは、9年も壁に向かって座禅を組み続けた達磨太子に見立てています。

堅い意志で座禅を組み続けている達磨太子は、誤って転びでもしない限り、後ろを振り向くことはない…という想像から「だるまさんがころんだ」という遊びが発生したというわけですね。

ただし、別の説もある

ただし、上記は由来として確実なものではありません。

ただ単に数字を1~10まで数えるときにゴロあわせが良いので「だるまさんがころんだ」という言葉を当てただけという説もあります。

また、アニメに影響された小学生が「だるまさんがころんだ」という言葉を言い始めたという説もありますね。

そもそも「だるまさんがころんだ」という遊びが登場したのは、ごく最近のことです。

様々な文献をさかのぼっても、明治時代の文献にも「だるまさんがころんだ」という遊びの記述はないのです。つまり、この遊びは古くても大正時代〜昭和初期に生まれた遊びにすぎないということですね。

もっとも、「だるまさん」という呼び方は上で説明した達磨太子を指すのは明らかですから、そこまでさかのぼるならかなり古い遊びとも言えそうです。

「だるまさんがころんだ」王道ルール

だるまさんがころんだ遊びには、地方によってさまざまなローカルルール(地方独自のルール)があります。

↓ローカルルールについて紹介する前に、まずはだるまさんがころんだの王道ルールを確認しておきましょう。

だるまさんが転んだの王道ルール

  1. 鬼を一人決めて、鬼は壁や木を起点としてそこに向かって顔を伏せます。
  2. 鬼以外の人たち(プレイヤー)は、鬼から離れた場所をスタート地点として並びます。
  3. プレイヤーたちが「はじめの一歩」と大きな声で一斉に唱和したら、ゲーム開始。
  4. 鬼が顔を伏せた状態で「だるまさんがころんだ」と言っている間、プレイヤーたちは動くことができます。プレイヤーは、鬼に近づいてタッチすることを目的とします。
  5. 鬼が「だるまさんがころんだ」と言い終わり、プレイヤーたちの方に振り向いた瞬間に動いていた場合、そのプレイヤーは鬼の捕虜となり、鬼と手をつなぎます。
  6. プレイヤー全員が捕まったら鬼の勝ちですが、鬼が「だるまさんがころんだ」と言っている間に上手く捕虜まで近づき、鬼と捕虜の手つなぎを「切る」ことができれば、捕虜は逃げることができます。その際のセリフは「切ったー!」です。
  7. 捕虜との手つなぎを切られた場合、鬼は10秒数えなければなりません。その10秒の間に、プレイヤーたちはできるだけ鬼から遠くまで逃げます。鬼が10秒数え終わって「とまれ」と言ったら、プライヤーたちは逃げるのをやめてその場に止まらなければなりません。
  8. 鬼は10歩だけプレイヤーたちに近づくことができ、プレイヤーにタッチすることができれば、鬼交代となります。

「だるまさんがころんだ」ローカルルール

「だるまさんがころんだ」は全国区の遊びですが、地域によって様々なローカルルールも存在します。

↓地域による違いで最も目立つのは「だるまさんがころんだ」というかけ声のセリフです。以下のようにいろんなバリエーションがあります。

かけ声のバリエーション

  • 近畿地方:「ぼんさんが屁をこいた」
  • 関東地方:「インディアンのふんどし」
  • 宮城県 :「くるまのとんてんかん」
  • 四国九州:「インド人のくろんぼ」
  • 和歌山県:「へいたいさんがとおる」

また、「だるまさんがころんだ」の言い方にも地域によって差があります。

「だ~るまさんが、こ~ろんだ~」と長く伸ばしながら言う場合や、「だるまさんがころんだっ!」と短めに言う場合など様々なパターンがあります。

鬼がプレイヤーにタッチされた後、プレイヤーの動きを止めてプレイヤーのところまでタッチしにいく際には、10歩進むのが一般的です。

しかし、地域によっては5歩だけだったり、10秒と秒数で区切られたりするところもあるようです。

また、鬼が自分の靴を蹴って、靴が届いた位置まで移動できるというルールを設けている地域もあります。

「だるまさんがころんだ」海外では?

日本の「だるまさんがころんだ」に似たゲームは、実は海外にもあります。

いろんな国のだるまさんがころんだ遊びについて見ていきましょう。

だるまさんがころんだ:アメリカバージョン

例えば、アメリカでの「レッドライト・グリーンライト」

「だるまさんがころんだ」同様、「レッドライト・グリーンライト」でも鬼は壁や木に向かって顔を伏せておきます。

鬼が「グリーンライト」と言った場合にプレイヤーは動くことができ、鬼が「レッドライト」と言って振り返ったらすぐに動作をストップさせます。

基本ルールはほとんど「だるまさんがころんだ」と同じですね。

しかし、プレイヤーの目的が「鬼にならないこと」ではなく、「鬼になること」である点が「だるまさんところんだ」とは違います。

日本文化では「みんなと同じであること」が良しとされますが、海外ではリーダー的存在である鬼になることこそが称賛されるべきということなのかもしれません。

だるまさんがころんだ:韓国バージョン

韓国では「むくげの花が咲きました」という遊びがあります。だるまさんがころんだのかけ声を、「むくげのはながさきました!」と置き換えた遊びです(もちろん元は韓国語です)

むくげの花は韓国の国花です。かつて日本人が朝鮮半島を支配していたころに、日本人の子供たちが遊ぶ様子を韓国の子供たちがみて真似たのではないかと言われています。

だるまさんがころんだ:フランスバージョン

フランスでも同じような遊びがあります。

フランスでは「アン、ドゥ、トロヮ、ソレイユ」で「1、2、3、太陽」という意味。

同じ欧州圏でも「1、2、3」の後の言葉が「太陽」ではなく「星」や「ピアノ」「骸骨」「かぼちゃ」のところもあるそうです。

「だるまさんがころんだ」から派生した遊び

伝承遊びは往々にして時間の経過とともにルールが変わっていくものです。

「だるまさんがころんだ」から派生した遊びを2つほどお伝えします。

「だるまさんの一日」

「だるまさんの一日」の基本的なルールは、「だるまさんがころんだ」とほぼ同じです。

が、一つ違うのが鬼が言うセリフとその後のプレイヤーの動きです。

鬼はだるまさんの一日の行動を想像して、「だるまさんが〇〇した!」と叫びます。

例えば、「だるまさんがご飯を食べた!」や「だるまさんが歌を歌った!」など。

プレイヤーは鬼のセリフどおりの行動をだるまになりきって行わなければいけません。鬼のセリフとは違う行動をしたプレイヤーは、鬼の捕虜となります。

「だるまさんの一日」は「だるまさんがころんだ」という遊びに、ジェスチャー遊びの要素を加えた発展型の遊びと言えます。

猫とできる「だるまさんがころんだ」

猫を飼っているという方は、ぜひ愛猫と一緒に「だるまさんがころんだ」遊びをしてみてください。

愛猫が飼い主さんにそろりそろりと近づいてきている時がチャンスです。すかさず飼い主さんは物陰に隠れてください。

そして、一瞬の間の後、再び物陰から顔を出して猫ちゃんのほうを見てみると…ハイ!きっとその場で一瞬、猫ちゃんはフリーズしているはずです!

物陰に隠れて→顔を出して→物陰に隠れて→…

を繰り返すと、まるで猫ちゃんと「だるまさんがころんだ」遊びをしているかのような錯覚に陥りますよ。

これは、猫は自分が動いているときにモノを見るのが苦手という視覚的な特徴を持っているから起こる現象だそうです。

つまり、猫は自分が歩きながら飼い主さんの動きを把握することができず、一旦その場で止まって視点が合うのを待っているということ。

まるで「だるまさんがころんだ」ルールを猫が知っているかのようにみえますが、実は猫にとっては単に確認作業だった…というわけですね。

「だるまさんがころんだ」映画や絵本、歌も

みんなに愛されている「だるまさんがころんだ」遊び。歌や映画、絵本にもなっていますよ。

【歌】みんなのうた

「だるまさんがころんだ」は、NHKの「みんなのうた」にもなっています。

製作されたのは1978年。斎藤こずえが歌っています。「だるまさんがころんだ」のように10文字で終わる言葉を列挙している歌詞が印象的。

10文字の言葉には、「さんしろうがわらった」「げんごろうがもぐった」「かみふうせんがきえた」「ゆうらんせんがゆれた」「へんとうせんがはれた」「カメレオンのあかちゃん」「チャンピオンのでかぱん」「アビニオンのぼうさん」などがあります。

【映画】「神さまの言うとおり」

2014年公開の映画「神さまの言うとおり」は、日本の昔ながらの伝承遊びや伝統工芸、物語などを核とした死のゲームを題材とした作品です。

舞台は学校。ゲームの1時間目に設定されているのが「だるまさんがころんだ」のため、映画「神さまの言うとおり」=「だるまさんがころんだ」というイメージが確立したと思われます。

ちなみに、主演の福士蒼汰は、映画公開を記念して360名の一般公募女子たちと「だるまさんがころんだ」遊びをし、ギネス記録を樹立しています。

かなりホラーな「だるまさんがころんだ」を体験できる映画です。

【絵本】「だるまさんが」

赤ちゃんのファースト絵本としておすすめなのが「だるまさん」シリーズ。

「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊がシリーズとなっており、累計発行部数570万部を突破している大人気絵本。

「だるまさん」シリーズは、特別支援学校の先生であった「かがくいひろし」が、絵本作家となってから急逝するまでの4年間で生み出した傑作です。

「だるまさんが」の中に、だるまさんが転ぶシーンがあります。

「だ・る・ま・さ・ん・が」のページをめくると「どてっ」だるまさんが見事に転んでいます!単純な動きが子供たちのハートをつかんで離しません。

「だるまさんがころんだ」遊びから派生した…というわけではないかもしれませんが、「だるま」という日本の伝統的なモチーフを使った絵本「だるまさん」シリーズは、「だるまさんがころんだ」遊びにどこか通じるものがあります。




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