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スワンプマンとは?思考実験の意味を簡単にわかりやすく解説!

スワンプマンと死んだ男とが歩んできた歴史に着目して別人物とする考え方もあります。

死んだ男は自分が生まれてから今までに歩んできた歴史がありますが、スワンプマンの歴史は、沼に雷が落ちて偶然にも発生した化学反応からのものです。

この立場では、歩んできた歴史が違うならば、これから歩む歴史も違うはずだろうと考えます。

スワンプマンはこれから死んだ男の身代わりとして未来がありますが、死んだ男には当然、沼で死ぬまでの歴史しかありません。

つまり、二人の歴史は決して交わることはないのです。

歴史が違うから、スワンプマンと死んだ男とは別人物とみなすということです。

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人間のアイデンティティとは何なのか

「スワンプマンと死んだ男は、同一人物なのか」という問を突き詰めていくと、「では、結局、アイデンティティ(自我同一性)とは一体何なのか」という問に行き着きます。

人は一体何をもって自分のことを唯一の自分であると認識しているのでしょうか?

かなり不思議なスワンプマンの話ですが、スワンプマンについて考えていくと、「自分自身とは一体何?」「自分らしさって一体何?」と、アイデンティティについて深く考えるきっかけになりますね。

スワンプマンとよく似た思考実験

スワンプマンと似たような、同一性やアイデンティティについて考えるきっかけになるような話はいくつかあります。

ここではその一部をご紹介します。

テセウスの船のパラドックス

「テセウスの船のパラドックス」はギリシャ神話の中のエピソードの一つで、スワンプマンと同じように同一性について考えるきっかけを与えてくれる話です。

テセウスの船のパラドックスの意味についてはこちらでくわしく解説しています

以下に概要を記します。

アテナイのテセウスは、クレタ島で怪物を倒し、船でアテナイに凱旋します。

アテナイの人々は、テセウスを英雄とたたえ、テセウスの乗っていた船を保存しようとします。

でも、当時の船は木製。時間の経過とともに船は朽ちていきます。人々はテセウスの船をどうにか保全しようと、朽ちた部材を新しいものに交換します。

最終的にテセウスの船は、元の部材が一つもなくなり、全て新しい部材へと置き換えられました。

果たして、この船は、テセウスの船と言えるのでしょうか?

もとのテセウスの船と、部材交換を行ったテセウスの船は同一のものなのか、という問です。

つまり、テセウスの船も同一性を問う機会を与えてくれるエピソードと言えます。

ドラえもんの「どこでもドア」

「ドラえもん」でおなじみの「どこでもドア」もよく、同一性を問う思考実験の材料として使われます。

どこでもドアは、原子レベルで人をコピーして、はるか離れた出口まで転送し再現する機械です。

どこでもドアで転送された人は、転送される前の人と同一人物なのかという問題が生じます。

「ドラえもん」に登場する「どこでもドア」は、アニメ内では実に平和的に使われていますが、実はドア入り口部分で人間をスキャンしてコピーして一旦破壊(殺す)して出口まで転送して再現するということをしているわけです。

つまり、どこでもドアではスワンプマン同様、一度人が死んでいるということになります。

いったん死んで再合成された人と、死ぬ前の人は同じと言えるのか、という同一性の問題。あなたはどう考えますか?

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