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ダブルスタンダード(ダブスタ)の意味とは?具体例と問題点

ダブルスタンダードとは、「そのときどきでものごとの評価の基準を変えること」をいいます。

例えば、会社で上司が部下のミスを注意している場面を考えます。

お気に入りの部下Aさんに対しては「次から気をつけてね」ぐらいで済ませたとします。

一方で、気に入らない部下Bさんに対しては「次やったらクビだ!」など激しい言葉をあびせたとしましょう。

同じ内容のミスなのであれば、会社に与える損害は同じですから、本来はAさんとBさんの扱いを違ったものにすることは適切ではありませんね。

このような場合の上司の態度が、ダブルスタンダードといわれるものです。

↓まとめると、こうなります。

ダブルスタンダードの意味とは

  • ダブルスタンダードとは、「そのときどきでものごとの評価の基準を変えること」をいいます。
  • 例えば、同じミスをした2人の人がいる場合に、Aさんにはきびしく、Bさんにはやさしくするといった場合がダブルスタンダードの具体例です。

ダブルスタンダードは、ネットスラング的に「ダブスタ」という言い方もしますね。あまり良い意味では使われないのが普通です。

(なお、日本語で「二重規範」とか「二重基準」「二重標準」と言った場合も同じ意味になります)

ただし、ダブルスタンダードは「絶対にどのような場面でも認められないこと」ではありません。

どういうことか?

上で見たように、ダブルスタンダード=「そのときどきでものごとの評価の基準を変えること」でしたね。

これは言い換えると「ケースバイケース=臨機応変な対応」ということでもあります。

↓つまり、こういうことも言えます。

ダブルスタンダード=臨機応変

  1. ダブルスタンダード=そのときどきで評価の基準を変えること
  2. ダブルスタンダード=ケースバイケースで判断するということ
  3. ダブルスタンダード=臨機応変な対応

例えば、あなたがレストランの接客アルバイトをしているとします。

店長から「1人で来られたお客さんは、1人がけの席にご案内するように」と指示されていたとしましょう。

しかし、もし車いすのお客さんが1人で来られた場合に、せまい1人がけの席に案内するのは適当ではないかもしれません。

こういう場合には例外を認めて、広い2人がけの席や、場合によっては4人がけの席に案内した方が良いでしょう。

このように、原則となるルール(1人で来られたお客さんは1人席に案内)がありつつも、そのときどきでもっとも適切な対応をすること(車いすの方には広い席を案内)を、「ケースバイケース=臨機応変の対応」といいます。

「臨機応変な対応ができる」といったら、普通は悪い意味ではありませんよね。

この「臨機応変に対応する」というのはつまり、「ダブルスタンダードを認めよう」という意味ではありませんか?

同じ1人のお客さんでも、違う対応をするわけですから、これはダブルスタンダードに他なりません。

このように、状況によっては、あえてダブルスタンダードを適用することがプラスに働くことがあるのです。

単純に、ダブルスタンダード=悪いこと、と理解するのではなく、「認められるダブルスタンダードと、認めるべきでないダブルスタンダードがある」と理解するのが適切です。

↓つまり、この記事でお伝えしたいのは以下の2つのことです。

ダブルスタンダードの正しい理解

  1. 「認めるべきダブルスタンダード」と「認めるべきでないダブルスタンダード」がある。
  2. それぞれどのような状況なのか、具体的な例で理解するのが大切。

以下、「ダブルスタンダード」を認めるべき場合、認めるべきでない場合について、具体例をみながら理解していきましょう。

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ダブルスタンダードを認めるべきでない場面の具体例

ダブルスタンダードとは

(ダブルスタンダードの意味とは?問題と具体例)

まずは、ダブルスタンダードを認めるべきない場面です。

どういうケースが考えられるか、具体例をみていきましょう。

不倫スキャンダルでたたかれる人と、たたかれない人がいるのはおかしい

有名人の不倫スキャンダルの例を考えましょう。

不倫スキャンダルは、本来であればどんな人であっても批判されるべきことですね。

しかし、「不倫をしても許される人」と「徹底的に炎上してしまう人」がいるのが実際のところです。

どちらのケースでも傷つく配偶者や家族がいるのは同じですから、本来はこうしたダブルスタンダードは認めるべきではないと言えます。

(もっとも、不倫などというプライベートな問題は、本人どうしで解決するべきことであって、他人がとやかくいうようなことでもないと思えますが)

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同じ罪を犯した人には同じ罰が与えられるべき

何か悪いことをしたので罰を与えると言ったような場面を考えます。

典型的には、犯罪者に対してどのような刑罰を与えるべきか考えるケースでは、ダブルスタンダードということは決してあるべきではありません。

同じ窃盗をしたAさんとBさんがいたとして、Aさんは罰金だけど、Bさんは懲役刑…というダブルスタンダードは認められません。

人間はみんな平等ですから、同じ犯罪を犯したのであれば、同じ刑罰を与えるのが原則になるからです。

同じ罪でも、違う罰が与えるべきケースも

ただし、この場合にも例外はあります。

例えば、同じものを盗んだAさんとBさんでも、Aさんは初めての犯行ですが、Bさんは過去に何度も捕まっている常習犯だったとします。

この場合、Aさんは軽い刑罰でも「もう2度とやらないでおこう」と思うかもしれませんが、Bさんには重い刑罰を与えないと「この程度ならまたやってやろう」と思うかもしれませんよね。

実際、このようなケースではBさんには懲役刑などの重い刑罰が課せられる可能性があります。

これは一種のダブルスタンダードですが、これを認めないとしてしまうと、世の中に犯罪が増えてしまいます。

つまり、ダブルスタンダードといっても、すべてが良い、すべてが悪いというわけではありません。

基本的にはダブルスタンダードというものは認められませんが、合理的な理由がある場合には、そのダブルスタンダードは「ケースバイケース(臨機応変な対応)」として、認められるものになる可能性があるということです。

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ダブルスタンダードを認めるべき場面の具体例

ダブルスタンダードという言葉は、ネガティブな意味で使われることが多い言葉です。

しかし、世の中にはいろんな問題がありますから、1つだけの基準を杓子定規にすべての問題に適用しようとすると、本来はうまくいかないことが多いのです。

例えば、同じミスをした2人の人がいたとしても、人それぞれ伝わりやすい言葉というのは違います。

例えば、体育会系のAさんと、文化系のBさんを考えます。

体育会系のAさんは、多少どなられたりどつかれたりするぐらいの方が納得できますが、文化系のBさんは強い口調でどなられたら反発心しか感じないとします。

一方で、Bさんは理屈でしっかり説明されれば、わざわざどなるようなことをしなくてもすんなりと納得できるとしましょう。

この場合、「同じミスをしたのだから、同じ対応をしないといけない」と杓子定規に考えすぎると、かえって効果的な教育ができなくなります。

Aさんには強めの指導をした方が双方のためになりますし、Bさんには理屈で説明した方が良い、ということはよくあることなのです。

どういう場面でダブルスタンダードは批判されるのか

ダブルスタンダードは「対象によって差別をしている」「好きな相手には甘く、好きでない相手には厳しい」といった人に対して使用されることがほとんどです。

つまり、評価者自身の「気持ち」や「損得の有無」が関係している場合に「ダブルスタンダード」と表現されることが多いと言えます。

「不公平・不平等な二重規範」が問題点である場合に、「ダブルスタンダードだ」と表現されることが大半なのです。

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ダブルスタンダードという言葉の日常会話での使い方

日常会話で「ダブルスタンダード」という言葉を使用した例文には、以下のようなものがあります。

  • 男子生徒:「今日の授業で忘れ物をしたら、A先生にすごく怒られたよ。」
  • 女子生徒:「私もA先生の授業で教科書を忘れたけど、優しく注意されただけだったよ。」
  • 男子生徒:「それはひどい話だ。A先生は女子にだけ優しくしているんじゃないの?」
  • 女子生徒:「もしかしたら、そうかもしれない。男子と女子で厳しさを変えるのは、ダブルスタンダードだよ。」
  • A:「Yさんは、いつもXさんの意見だけを擁護するよね。」
  • B:「だってYさんは、Xさんから沢山プレゼントをもらっているからね。」
  • A:「自分に都合の良い相手の意見だけ、尊重しているということ?」
  • B:「そう。まさにダブルスタンダードだよ。」

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ダブルスタンダードな人とは?

上記ではダブルスタンダードを使った会話例を挙げてみましたが、この項では「ダブルスタンダードな人」について解説していきます。

「ダブルスタンダードな人」と批判されてしまうのはどんなケースか?参考にしてみてください。

自分がした事を他人がすると許せない人

これは多くあるダブルスタンダードの具体例と言えるでしょう。

自分のしてしまったミスや失敗には、何かしらの理由をつけたり言い訳をしたりして、事をおさめようとします。

その一方で他の人が同じミスをした際には、本人をしつこく責めたり周囲に悪く言ったりする人が、この例に当てはまります。

自分だけを擁護し、他人には厳しいといった場合です。

これは自分と他人で評価の基準を変えているため、「ダブルスタンダードな人」と表現することができます。

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2人が同じ意見を言った際、1人だけを批判する人

学校や職場など、さまざまな場面で見受けられるダブルスタンダードといえるでしょう。

AさんとBさんで同じ意見を主張した場合に、Aさんの意見は批判しBさんの意見には賛同するという例です。

こういった例には、「Aさんが嫌いだから批判する」や「Bさんが好きだから賛同する」などの、評価者自身の感情や気持ちが要因となっている場合が多いでしょう。

子供であれば、「友達だから意見に賛同する」こともあるでしょう。また大人であっても、職場で「仲の良いメンバーだから」という理由で、意見に賛同することもあり得ます。

意見の内容よりも「発言者が誰か」によって評価の基準を変える人のことを、「ダブルスタンダード」にあてはめて考えることができます。

特定の人の仕事でのミスを、執拗に責める人

これは職場でよく見受けられる、ダブルスタンダードの例といえるのではないでしょうか。

上司が、特定の部下のミスに対して執拗に怒ったり、罰を与えようとしたりする場合にはダブルスタンダードと言うことができます。

このケースでは、「その部下が嫌いだから」といった感情的な理由があったり、「その部下は仕事ができない人間だ」という先入観があったりするパターンが多く見受けられます。

よって「ミスの内容に対して責めている」というよりは、「その部下がミスをしたから」という理由で責める上司に対しては、「ダブルスタンダード」と表現することができるでしょう。

まとめ

今回は、ダブルスタンダードという言葉の意味について、具体的な例をあげながら説明いたしました。

ダブルスタンダードとは、そのときどきの状況によって判断を変えることですが、これは必ずしも悪いことばかりではありません。

状況によって対応を変えることは、本来は臨機応変な対応ということですから、望ましいケースもあるのです。

一方で、本文でみた具体例のように、ダブルスタンダードを認めるべきでない状況も存在します。

(例えば同じ犯罪を犯した人に同じ刑罰を与えるべきなど)

重要なことは、ダブルスタンダードは認めるべき場合とそうでない場合とがあり、それぞれどのような状況が該当するのかを理解することなのです。

最近の政治ニュースを見ていると、ダブルスタンダード(ダブスタ)という言葉が安易に使われ過ぎているような気もします。

日常会話でこの言葉を使う時には、ちょっと注意してみてください。

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