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政治の話

ナショナリズムの意味とは?簡単にわかりやすく解説!

ナショナリズム 意味

(ナショナリズムの意味とは?)

ナショナリズム(nationalism)とは「自分の国の利益を重要視する考え方」のことをいいます。

日本語で言うと「国益主義」というような表現が適切になるでしょう。

ナショナリズムの考え方を強く持っている人のことは、ナショナリストといいます。

ナショナリズムの意味とは?

  • ナショナリズム=「自分の国の利益を重要視する考え方」
  • ナショナリスト=「ナショナリズムの考え方を強く持っている人」

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このナショナリズムを「愛国心」と訳することもありますが、厳密には正しくありません。

愛国心とは、その名の通り自分の国を愛することですが、例えば英語で「愛国心」といいたいときには「ナショナリズム」とは決して言いません。

英語で「愛国心」と言いたい場合は、普通は「patriotism(パトリオティズム)」という言い方をします。

愛国心を持っている人のことは「patriot(パトリオット・ペイトリオット)」といいます。

↓まとめるとこうなります。

ナショナリズム=愛国心ではない

  • ナショナリズム(国益主義)=自分の国の利益を重要視する考え方
  • パトリオティズム(愛国心)=自分の国を愛すること

欧米の人はこのパトリオティズムという言葉が大好きです。

一方で、ナショナリズムというと「うさんくさいもの。みにくいもの」というイメージを持っています。

だから、例えばアメリカの人に「あなたはナショナリストですか?」と聞いたら「そんなわけないだろ」と答えると思います。

一方で、「あなたはパトリオットですか?」と聞いたら、「当たり前だ」と言うでしょう。

日本語で愛国心というのと、英語で愛国心というのは非常にニュアンスが違いますから、注意しておきましょう。

以下、ナショナリズムの考え方の問題点についてくわしくみていきましょう。

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ナショナリズムの意味=自国ファースト主義

ナショナリズム 意味

(ナショナリズムの意味は「自国ファースト主義」)

上ではナショナリズム=国益主義と説明しました。

もっとわかりやすく言えば、ナショナリズムとは「自国ファースト主義」のことです。

例えば、アメリカのトランプ大統領は「America First(アメリカファースト)」をスローガンにして大統領に当選しました。

ナショナリズム(自国ファースト主義)の問題点としては、必然的に他の国のことを軽視しがちになることが挙げられます。

「自分の国を最優先に考える」と、「他の国のことも最優先に考える」は両立しないからです。

ナショナリズムは正しい?

このように書くとナショナリズムはなんだか「いけない考え方」のような気がしますが、必ずしもそうではありません。

なぜかと言うと、世界中のすべての国の政治家は、自分の国の国民の利益を守るために政治家になっているからです。

簡単に言えば、政治家と呼ばれる人たちは、多少はナショナリストでないとつとまらないのです。

一方で、私たち普通の国民は安易にナショナリズムに流されるべきではありません。そういうことは政治家に任せるのが常識的な態度と言えます。

ダブルスタンダードという批判について

こうした態度について、「ダブルスタンダード(ダブスタ)だ」と批判する方もいらっしゃるでしょう。

ダブルスタンダードというのは、「そのときどきでものごとの評価の基準を変えること」という意味です。

政治家に対してはナショナリズムを求めるのに、普段の生活ではナショナリズムはいかんというのは、二重基準ではないかというわけですね。

※ダブルスタンダード(ダブスタ)の意味とは?くわしくはこちら

そうです。これはダブルスタンダードです。

国際政治の場ではナショナリズムが適切ですが、私たちの普通の生活ではパトリオティズムが適切ということです。

ダブルスタンダードは悪いことのように最近は言われていますが、本来は臨機応変にケースバイケースで考えると言うことでもあります。

逆に言えば、すべての状況において一つの判断基準しか持っていないというのは、危険な考え方・幼稚な考え方とも言えます。

例えば「人を殺してはいけない」もダブルスタンダード

例えば、「人を殺してはいけない」というのはすべての人が持っている共通の判断基準ですね。

しかし、この判断基準ですら、すべての場面で通用することではありません。つまり、状況によってはダブルスタンダードが必要です。

例えば、あなた自身やあなたの家族が他人から殺されそうになっていたり、強姦されそうになっていたりしたら、その相手を殺してでも家族や自分を守るべきです。

こういう状況で、「あなたは人を殺してはいけないといいながら、自分のみが危なくなったらそれを破るのか。ダブルスタンダードじゃないか」なんて批判をする人はいないでしょう。

ナショナリズムとパトリオティズムを使い分けるのもこれと同じです。

ナショナリズムは国民の利益のために働く政治家のための考え方で、パトリオティズムはすべての国民が持っているべき考え方といえます。

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ナショナリズムの問題点とは

ナショナリズムとは「自国ファースト主義=自分の国の利益を最優先に考えること」でした。

ナショナリズムが問題となるのは、必然的に自国以外の国の利益を軽視することにつながる点です。戦争につながる考え方ともいえます。

もっとも、日本の憲法9条は「戦争は絶対悪だ。そのためには武力を捨てる」という考え方になっていますが、こういう考え方をしているのは世界中で日本人だけであることは知っておく必要があります。

世界中では「自分の国と国民を守るためなら、戦争も辞さない」という考え方をしている人たちが圧倒的な多数派です。特にアメリカ人はそうです。

日本人はナショナリズムが弱すぎるのが問題

「自分たちが殺されそうになっているときに、武器を捨てる」という考え方は、はっきりいって間違いです。

例えば、あなたがナイフを持った強姦魔にレイプされそうになっているとしましょう。

この状況で、あなたの配偶者が「いや、私は人と争うことはしません」といって静観していたとしたら、あなたは相手のことを配偶者として認めますか?

ありえないですよね。

このように、人間にはどうしても武器をとって戦わないといけない状況というのがあります。国と国の関係もまったく同じです。

自分自身の生命や、最低限の尊厳を守る権利のことを自衛権と呼びますが、これは「必要最低限、絶対に持っておかないといけないナショナリズム」とも言えます。

外国が攻めてきたときには、戦わなくてはならないのです。

現代の日本人は、このすべての国の国民が持っているべきナショナリズムさえ捨ててしまっているのが現状です。

徴兵制にしろっていうのか?という批判について

もちろん、外国が攻めてきたときには戦わないといけないといっても、「徴兵制にしろ」なんてことをいっているのではありません。

日本の場合、第一義的に戦うのは自衛隊です。

現代ではしろうとの一般国民が戦争に出て行っても足を引っ張るだけでなんの役にも立ちません。

実際、現代のアメリカ軍はヴェトナム戦争以降は徴兵制をやめていますが、世界最強の軍隊ということになっています。

国を守るのに徴兵制なんてまったく必要ありません。

日本は今の憲法でずっと平和にやってきたじゃないかという批判について

上のように説明すると、「日本人は今の憲法でも、第二次大戦が終わってからずっと平和にやってきたじゃないか。だから軍隊なんていらない」という批判をする人がいます。

一見正しいようですが、これは大前提の認識が間違っています。

日本は「戦後ずっと平和」でやってきたわけではありません。

例えば、北朝鮮にはいま現在も拉致されたままの拉致被害者がいます。

2002年9月17日に行われた日本と北朝鮮の会談で、北朝鮮の国家元首である金正日は、「自分の国の組織が日本人を拉致した」ということを正式に認めました。

別の国の国家機関が、正式に日本人を拉致したことを認めたのです。これは国際政治の普通の言葉で言えば戦争状態です。

日本以外のすべての国なら、とっくに武力で国民を取り返そうとしていたでしょう。

拉致被害者の存在が明らかになった段階で、その国に対して軍隊を送り込んでその人たちを取り返そうとするはずです。

普通の国なら武力で国民を取り返す代わりに、日本の政府が何をしたか?

なんと北朝鮮に対してお金を払ってしまいました。

具体的には、25万トンの食料をタダで渡し、11億円分の医薬品を渡しました。いうまでもなくこれらは日本国民の税金で購入したものです。

何が言いたいかというと、私たち多くの日本人が「日本は平和憲法のもとで、第二次大戦後ずっと平和にやってきた」というのはまちがった思い込みだということです。

日本人は平和憲法をいいわけに、「自分たちの仲間を守る」というごく当たり前のことをずっとやってこなかったのです。

いま現在も奪われている国土(ナショナリズムが低すぎることの問題点)

今後も、「日本は他国が攻めてきても報復をしない」という態度を取り続ける限り、まわりの国は日本をあなどり、お金や資源を奪い取ろうとしてくるでしょう。

実際、中国との国境付近にある尖閣諸島では毎日のように中国の船が勝手に入ってきています。

彼らが一体何をやっているのか?というと、日本の資源を奪おうとしています。

実際、中国がこの辺りに船を送り込むようになったのは国連が1968年に「尖閣諸島の辺りには1095億バレルの原油が埋まっているので、世界的な産油地域になる可能性がある」という報告をしてからです。

それまでは中国は尖閣諸島周辺になんの興味も関心も示していませんでした。

現在、世界で一番たくさんの石油を持っているのはサウジアラビアですが、そのサウジアラビアの原油埋蔵量でも2667億バレルです。

イラクやクウェートにもたくさんの石油があります。イラクは1150億バレル、クウェートで1040億バレルです(2009年10月の公表値)

↓比較するとこうなります。

世界の石油の埋蔵量

  • サウジアラビア(世界最大の産油国):2667億バレル
  • イラク(世界有数の産油国):1150億バレル
  • クウェート(世界有数の産油国):1040億バレル
  • 日本(尖閣諸島周辺):1095億バレル

つまり、尖閣諸島周辺の石油1095億バレルをちゃんと調査して採取することができれば、日本は「世界有数の産油国」になれるのです。

なぜ、中国が日本の領土を犯してでも尖閣諸島を欲しがっているのかがお分かりになるかと思います。

ほとんどの人が「日本は資源のない国・貿易で生きていかないといけない国」と社会の授業で習ったと思いますが、正しくありません。

ちゃんと調査をして資源を確保しさえすれば、実は日本は「資源国=資源を売って生きていける国」なのです。

中東の石油産油国と同じような裕福な生き方もできるはずなのです。

さらに言えば、中東の国々と違って日本には資源だけでなく技術も教育もあります。

これらをもっと活用すればアメリカや中国に匹敵する経済規模になれるはずなのです。

しかし、平和憲法があるために、日本人はこんな宝のような地域を守ることすらできません。

実際、尖閣諸島付近には中国の海警局という役所の船が毎日のようにやってきて、日本人の資源を奪う準備をしています。

韓国との国境付近にある竹島は、なんと韓国の軍隊が勝手に占拠しています。竹島周辺にも豊富なメタンハイドレードという新しい資源が大量に埋蔵しています。

こうした資源があれば、日本は外国から高い値段の石油を買わなくていいかもしれないのに、日本人が最低限のナショナリズムを持っていないために、外国にいいように奪われているというのが実際のところです。

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いま、ナショナリズムが原因で問題になっていること

領土問題の他にも、ナショナリズムが原因で問題となっていることがたくさんあります。

例えば、以下のような問題はナショナリズムとの関係で問題となっていることがらといえます。

  • 移民や外国人労働者の受け入れ拒否
  • 中国や韓国、北朝鮮などに対して寛容な対応をする人に差別的発言
  • 国内の在日韓国人、在日中国人に対する過激な言葉で非難する

直近で大きな問題となっているのが中国、韓国による反日運動です。以下、くわしくみていきましょう。

韓国による反日運動

反日運動は「従軍慰安婦問題」が原因で韓国の国民によって行われています。

1965年、日本は韓国に、当時の国家予算の約2倍の協力金を支払うことで「完全かつ最終的」に日韓問題が解決されたはずでした。

しかし、韓国は日本に対して今もなお反日姿勢を見せており、賠償金も要求してきます。

韓国の強いナショナリズムが原因で、日本製の製品を買わなかったり、日本旅行をボイコットしたりする問題が発生しており、日本の衣料ブランドや日本製ビール、日本車を販売する会社などに大きな影響が出ています。

中国による反日運動

中国もまた日本に対して反日感情を抱いている人が多いと言われています。

中国人が日本を嫌う理由には、昔日本が中国を侵略したにもかかわらず充分な謝罪もなく、靖国神社に参拝するなどして、自分たちが行ってきたことを正当化しようとしているからです。

現在では多くの中国人は戦争を経験していないため、個人的な恨みはありません。

しかし、若い世代は学校や家で反日感情を教えこませて成長します。そのため、時がたった今でも強いナショナリズムが生まれています。

ナショナリズムが強すぎるがゆえに生まれる反日感情は、日本製の衣類やビール、食べ物を買わない不買運動につながり、日本経済に悪影響を与えています。

ナショナリズムの歴史の流れ

1991年のソ連崩壊、冷戦構造の終結をキッカケにイデオロギーの時代から「ナショナリズムの時代」が到来したといえます。

ソ連という国は「世界中に民族を問わず共産主義の考え方を広める」というスローガンで作られて国です。そこにはナショナリズムは基本的にありません。

例えば、ソ連邦に参加している1つの国があったとして、共産主義全体のためならばその国の国益は無視するということは普通に行われてきました。

一方で、ソ連崩壊後はそれぞれの国民・民族がナショナリズムに従って生きていく時代に変わりました。

人々の国家関係の考え方が、ナショナリズムへと変わってきたのです。

近年では特に、ナショナリズムの考え方は強まっていると言えます。

アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏を中心に「自国ファースト主義」や「国益中心主義」の考え方が世界中へ広がっています。

日本でも在日韓国人に対するヘイトスピーチや中国への差別的発言など、悪い印象のナショナリズムが目立つようになってきました。

経済ナショナリズムについて

上記ではナショナリズムについて解説してきました。
ナショナリズムには経済ナショナリズムという言葉もあります。

経済ナショナリズムは簡単に説明すると「自国の国民を豊かにする経済活動」です。
ナショナリズムには「国家主義、国民主義、民族主義」という意味があり消極的なイメージをもつ人も多いと思いますが、経済ナショナリズムは国民の豊かさにつながる国の財産を増やす方法、言い換えれば「国力」を強くするための手段として、様々な経済政策を採用することです。

ナショナリズムと経済ナショナリズムは少し違った意味があることを理解しておきましょう。

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国民主義の意味

国民の人権や自由を尊重した国づくりを目指す思想のことを国民主義といいます。

日本は国民主義を大切にしている国のひとつで、一つの法律を作ったり、総理大臣を決めたりするにしても、国民の意見が反映されるように多数決の選挙で決めます。

民族主義の意味

自分の属する民族の存在、利益を最優先に考えることを民族主義といいます。

民族主義を代表する国は、韓国と北朝鮮です。

韓国と北朝鮮はもともと「朝鮮」という一つの国でしたが、朝鮮戦争により2つの国に分断されました。

両国が「朝鮮」という国に再度統一することを拒絶しているように見えますが、中にはもともとは同じ民族だったという理由で、統一したいと考える国民も多くいます。

そのような人達を民主主義といいます。

国家主義の意味

国家主義とは、「個人よりも国家の方が大切」という考え方です。

第二次世界大戦の頃の日本は国家主義だったと考えることができます。

当時の日本は、「個人の自由、利益よりも国が戦争に勝つことが大切」という考え方でした。

国家主義は多くの国民の犠牲を生む、避けるべき考え方だと言えます。




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