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問屋とはどんな仕事?意味や由来を簡単にわかりやすく説明!

ことわざで「そうは問屋がおろさない」というときの「問屋(とんや)」とは、どんな仕事をしている人たちなのでしょうか。

この記事では、問屋という言葉の意味や歴史由来について解説しますので、参考にしてみてください。

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問屋とはどんな仕事をしている人たち?

問屋とは

(問屋の意味とは?仕事内容を具体例で解説します)

問屋とは、ものすごくシンプルにいうと「安くものを買ってきて、高い値段で売る」という仕事をしている人たちのことをいいます。

自分で材料を買ってきてものを作るのではなく「すでに完成したものを買ってきて売る」という点に特徴があります。

例えば、農家から野菜を仕入れてきて、スーパーなどに対して売るといった仕事をしているのが問屋さんです。

洋服でいえば、洋服を作っているメーカーから仕入れて、セレクトショップやブティックなどのお店に売るのが問屋さんですね。

三菱商事は食品を卸していて、三陽商会は洋服を卸しています。

問屋はどうやって利益を出している?

問屋は、「80円で商品を買ってきて、100円で売る」といった形で利益を出しています。

このように書くと、「80円で売っているものを、よそに100円で売るなんて詐欺じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません。

というのも、「どこにいけばどの商品が安く手に入るのか」を探すことはとても大変なことだからです。

次の項目でくわしく解説しましょう。

「1週間後までに最高級のピーマンを1万個用意して」といわれたら?

例えば、あなたは「最高級のピーマンを1万個、1週間後までに用意してください」といわれたら、期限までにきちんと商品をそろえることはできますか?

10個や20個なら誰でも高級スーパーなどに行けばそろえられるかもしれませんが、ものすごくたくさんの量となると、農家などから直接仕入れるなどの方法が必要になります。

しかし、何の面識もないあなたがピーマン農家に出かけていって、いきなり「ピーマンを1万個ください」といっても、まず売ってくれないでしょう。

問屋はいろいろな生産業者と関係を持ち、「どこに依頼したらどれだけの商品をそろえることができるか」をリサーチしています。

なので、小売業者などは、一般消費者に対して売る商品をそろえるために、問屋に対して「これだけのものをそろえてほしい。そろえてくれたらこれだけの料金を支払う」という依頼を出すことになるのです。

このように、問屋の仕事は社会にとって、とても重要な仕事なのです。

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問屋は室町時代からあるって本当?語源由来と歴史

問屋は一体いつ生まれた商売なのでしょう?ここからは問屋の語源由来や歴史をご紹介していきます。

問屋は鎌倉時代に始まった商売で、当時は問丸(といまる)と言われていました。

当時の問丸とは委託販売業を兼ねていて、その後一般商品も取り扱うようになりました。

室町時代になってから問丸は問屋(とひや)と言われるようになり、江戸でとんやに転じました。

その後、運送専門業者や卸売り専門業者に業種が分化しても問屋と呼ぶようになったのです。

なぜ「そうは問屋が卸さない」ということわざがあるの?

上で見たように、問屋は「安く仕入れて、高く売る」という形で利益を出している商売です。

なので、「安い値段で売ってほしい」と要求されても、そう簡単には安い値段では卸しません。

そこから、なかなか簡単には物事を運ばないことを「そう問屋が卸さない」とことわざが生まれたのです。

また「そう問屋が卸さない」と同時に「そう問屋が許さない」ということわざも同じ意味として使われるようになりました。

問屋制家内工業とは何?工場制手工業との違いは?

問屋制家内工業とは商人から材料をもらい、小生産者が自宅で加工を行うことです。

問屋制家内工業が生まれてから、工程ごとに分業することが可能になり生産性が向上しました。

産業革命が起こった後は、さらに工場制手工業というものがうまれました。

問屋製家内工業と工場制手工業は内容はまったく違います。

工業制手工業は工場など作業場に労働者を集めて作業を進めていきますが、問屋制家内工業は家でもの作りを行います。

このように労働者が独立しているか、していないかの違いがあるのです。

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問屋=卸売業者

問屋は、「卸売業者(おろしうりぎょうしゃ)」とも呼びます。

卸売(おろしうり)というのは、「小売(こうり)」の反対語です。

↓卸売と小売とは以下のような違いがあります。

  • 卸売:生産者から仕入れて、小売業者に対して売ることをいいます。
  • 小売:一般の消費者に対してものを売ることを言います。

小売はわかりやすいですね。一般消費者が買い物をするスーパーや、コンビニは小売業者になります。

一方で、これらのスーパーやコンビニに対してものを売っているのが卸売業者(問屋)です。

スーパーやコンビニは、自分で農家の人たちとやりとりをするは大変ですから、代わりにやりとりの仲介を問屋(卸売業者)に任せているというわけです。

卸売業者は生産者から商品を80円で仕入れて小売業者に100円で売り、小売業者は卸売業者から商品を100円で買って消費者に120円で売る、といったようなかたちで社会は回っています。

なお、問屋(=卸売業者)は、商社と呼ぶこともあります。

いずれもほぼ同じ意味になります。

問屋とベンダーの意味の違いは?

世の中の仕事の種類について調べている人は、以下のようなことばを聞いたことがあるでしょう。

  • 問屋
  • ベンダー
  • メーカー

↓これらの言葉の意味は、ごく大まかに言えば、以下のようにまとめることができます。

  • 問屋=卸売業者=商社=完成した商品を買ってきて、業者に対して売る人
  • メーカー=材料を買ってきて自社で商品を作り、販売業者に売る人
  • ベンダー=材料を買ってきて自社で商品を作り、消費者に売る人

ベンダーとはそもそも英語の「VEND」売るから来ていて、問屋と同じく、製品を売る人のことですが、問屋とは大きな違いがあります。

問屋は仕入れたものを売りますが、ベンダーは仕入れをせず、製造したものを販売するからです。

また、ベンダーとメーカーも似ていますが、違いがあります。

ベンダーは製品を開発販売しますが、メーカーは開発や製造のみ行う会社です。

ベンダーは職種によって、システムベンダーやプライムベンダーなど言い方も変わり、とても幅広い業界です。

問屋になるにはどうしたらいい?

問屋になるにはまず、売りたい商品を決めます。

次に取り扱う商品によっては資格が必要なので資格を取得します。

そして取り扱う商品を製造している仕入れ先を探し、販売権を購入したり、一年間の仕入れ金額を約定したりします。

この時、仕入先に支払いをするので問屋を始めるには事業資金が掛かるのです。

支払ってから販売するものを変える事はできないので、何を販売していくかが重要なポイントとなるでしょう。

まとめ

今回は、問屋という言葉の意味について解説しました。

問屋は室町時代から存在している仕事で、現在は卸売業者や商社と呼ばれ、生産者と販売業者とをつなぐ重要な仕事をしています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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