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女性天皇と女系天皇の違いは?問題点を簡単にわかりやすく解説!

女性天皇と女系天皇の違い

(女性天皇と女系天皇の意味の違いを簡単にわかりやすく解説します)

女性天皇と女系天皇は、言葉は似ていますが意味はまったく違います。

↓言葉の意味から説明すると、以下のようになります。

女性天皇と女系天皇の違い

  • 女性天皇:性別が女性である天皇(過去に8人います)
  • 女系天皇:自分の母親や、母方の先祖が天皇であることを理由として天皇になる人(過去1人もいません)

「女性天皇」は日本の歴史上、8人の人がいました

一方で、「女系天皇」は2600年を超える日本の歴史の中で、これまでに1人もいません。

以下では、女性天皇と女系天皇とは何が違うのか?女系天皇がもし誕生したらどんな問題が起きてしまうのか?について簡単にわかりやすく解説します。

日本の皇室の今後について考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>8人の女性天皇の歴代エピソード

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目次

女性天皇と女系天皇の違い

女性天皇と女系天皇の違い

(女性天皇と女系天皇は意味が全く異なります)

「女性天皇」の意味は簡単ですね。

文字通り「性別が女性である天皇」のことを女性天皇と言います。

推古天皇や持統天皇など、過去にも女性天皇はたくさんいます。

一方で、女系天皇とは「自分の母親や、母方の先祖に天皇になった人がいたことを理由として天皇になる人」のことを指します。

繰り返しになりますが、こちらは過去に1人もいません。

例えば、あなたのおじいさんが天皇だったとして、あなたがその跡を継がないといけないとします。

このとき、おじいさんが「お母さんのお父さん」だったらあなたは女系天皇として即位することになります。

同じように、天皇だったおじいさんが「お父さんのお父さん」だったら、あなたは男系天皇です。

現在の天皇家は、この男系として126代にわたって続いてきています。

※女系天皇を母系天皇、男系天皇を父系天皇といった場合も意味は同じです。

現在の天皇家でいう場合の女性天皇・女系天皇

現在の実際の天皇家で、女性天皇と女系天皇の違いについて考えてみましょう。

まず、現在の天皇陛下には、愛子様という娘さんがいますね。

弟として秋篠宮(あきしののみや)様という人がいて、その人には3人のお子さんがいます。

眞子様・佳子様・そして悠仁(ひさひと)様です。

上の赤文字で名前を記した人は、現在の法律で天皇陛下になる予定の人です。

現在の天皇陛下が亡くなったら弟である秋篠宮様が皇位を継ぎ、秋篠宮様が亡くなったら悠仁様が皇位を継ぎます。

↓まとめると以下のようになります。()は、現在の天皇陛下からみた場合の関係です。

誰が天皇になっても男系天皇です

  • 愛子様 (娘)
  • 秋篠宮様(弟)
  • 悠仁様 (弟の子供:男性)
  • 眞子様 (弟の子供:女性)
  • 佳子様 (弟の子供:女性)

※今の天皇陛下のお父さん=上皇陛下(平成時代の天皇陛下)の弟である「常陸宮(ひたちのみや)様」という方も皇位継承の資格がありますが、現在84歳の年齢であるため、実質的に皇位継承者となる可能性は低いと思われます。

女性である愛子様・眞子様・佳子様を含めて、上の一覧の中のどなたが天皇陛下になったとしても、すべて「男系天皇」です。

愛子様なら実のお父さんが天皇陛下、眞子様・佳子様ならお父さん(秋篠宮様)のお父さんが天皇陛下(今の上皇陛下)だからです。

↓それでは女系天皇は?ですが、これは次の2つの条件がそろった時に誕生するものです。

女系天皇誕生のための2つの条件

  1. まず男系の女性天皇が誕生する(愛子様・眞子様・佳子様)
  2. その女性天皇が産んだ子供が天皇として即位する(その子供が女系天皇)

現在の皇室で、女系天皇が誕生するとしたら、それは「愛子様・眞子様・佳子様のうちどなたかが女性天皇として即位し、その後に産んだ子供も天皇陛下になる場合」ということになります。

例えば、愛子様の産んだ子供が天皇になったとしたら、その人の「お母さん(愛子様)のお父さん」は天皇陛下ですが、「お父さん(一般人)のお父さん」は天皇陛下ではありませんから、女系天皇です。

愛子様と悠仁様と結婚したとしたら?

上の話をごく簡単にまとめると、愛子様は天皇陛下になっても男系なので問題ありませんが、その子供が天皇陛下になったら女系なので問題があるということです。

(生まれてくる子供が男性であっても、女性であってもその子は「女系」です)

たった1つの例外として、愛子様が秋篠宮様の子である悠仁様と結婚して子供ができ、その子供が天皇になるなら男系継承は維持されます。

しかし、愛子様と悠仁様は「いとこどうし」の関係です。

一般人でもいとこ同士の結婚は可能ですが、現実問題としてこうした結婚が実現するのかどうかは微妙なところです(ロマンスが生まれるのか?ということです)

現在の天皇陛下は126代の天皇陛下で、もし愛子様が女性天皇になった場合には127代の天皇陛下です。

しかし、もし愛子様が女性天皇として即位し、自分の子供に天皇の位を継がせたとしたら、その人は史上初の女系天皇ということになります。

つまり、その人は「初代=1代目」の天皇です。

「男系継承」の意味と重要性とは?

日本の皇室は、神話の時代からずっと男系天皇で続いてきています。

天皇家の最初の祖先は「神武天皇(じんむてんのう)」という男性ですね。

今の令和の天皇陛下から「お父さん、そのまたお父さん、そのまたまたお父さん…」とずっと、120代以上にわたってたどっていくと、神武天皇にいきつきます。

これが「男系継承」という意味です。

神武天皇は2600年以上前の人ですから、ヨーロッパで言えば「ゼウス」とか「アポロン」とかいったようなギリシャ神話の神様の時代の人です。

そういう神話の時代の人と「お父さん、そのまたお父さん…」という形でつながっている人が、現在の天皇家の人たちなのです。

世界のすべての王室や貴族で、ここまで古い家系は、日本の天皇家たった1つしかありません。

このことを、ぜひ欧米の人たちに話してみてください。

きっとびっくり(というか驚愕)されると思います。ヨーロッパの王室でそんなに歴史のある家系は1つもないのです(イギリスの家系でも長く見積もって約300年です)

神話の時代なんてどうせ史実ではないのでは?という意見について

神話時代の神武天皇と「お父さん、そのまたお父さん…」という形でつながっているのはものすごいこと、という話をしました。

このように書くと、「神話時代の天皇なんて架空(かくう)の存在なのだから、本当に血がつながっているかどうかなんてわからない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、この批判は一理あります。

126代にわたって繋がってきたといったも、そのうちの一人でも不義密通の子(つまり、夫である天皇以外の男性と生まれた子)であるとしたら、男系継承なんてとっくにとぎれているということになるでしょう。

そして、このことは人間という生き物の現実から考えて、極めて高い確率で起こりうることです。

現代社会でも、不倫や浮気はたくさんありますし、昔もたくさんありました。

「天皇家に限ってそんなことはありえない!」なんてことを言う人は、多分ちゃんとした恋愛をしたことがない人でしょう。

だから、初代の神武天皇の墓がどこかで見つかったとして、そこに保管されていた遺体のDNAを採取し、現在の天皇陛下のDNAとマッチするかどうかを鑑定したら、一致しない可能性の方が高いでしょう。

しかし、重要なことはそういうことではないのです。

たとえフィクションであったとしても、「同じ家系をつないできたというフィクションを、民族の歴史として守ってきたこと」が重要なのです。

興味のある方向けに、もう少しくわしく説明しましょう。

※↓ちょっと長くなるので、この点に興味がない方はこちらへどうぞ

「男系の女性天皇」は過去に8人いたけれど、「女系の女性天皇」は1人もいない

(ムズカシイ言葉で言うと)実証科学としての歴史と、国史としての歴史

これをちょっと難しい言葉で言うと、「①実証科学としての歴史と、②国史としての歴史は意味が違う」という言い方をします。

①実証科学としての歴史とは、文字通り「神武天皇と現在の天皇陛下はDNAでつながっているか」ということを問題とする歴史です。

これを解決するのは理屈的には簡単です。

神武天皇のDNAを何らかの形で見つけてきて、今の 天皇陛下のDNAと関係があるか鑑定すれば良いのです。

一方で、国史としての歴史とは、「神話の時代から続くフィクションを、日本人全員の共通の神話として大切にしてきた」ということを問題とする歴史です。

天皇家のことを考える場合には、②国史としての歴史を考えることに意味があります。

逆にいえば、①実証科学としての科学の研究が進んで、将来的に神武天皇と現在の天皇陛下とに血のつながりがないことが明らかになったとしても、天皇家が男系で継承されてきたことの重要性は少しも揺らぎません。

なぜならば、男系継承が続いてきたという事実は、「日本人ってどういう人たちなんだ?」という質問に直接的に答えることにつながるです。

たとえフィクションであっても「男系継承が続いてきた」という事実があるからこそ、「日本人は2600年以上も昔の神話の時代から、1つの家系を中心に、政治と文化をずっと継続してきた歴史のある民族である」ということができます。

こんな歴史を持っているのは、文字通り世界中でわたしたち日本人しかいません。

日本人は、歴史というものをものすごく大切にしてきた民族なのです。

女系天皇を認めた場合どうなる?

「お父さん、そのまたお父さん、さらにそのまたお父さん…」とたどっていって、最終的に初代の神武天皇にまでたどりつける天皇を「男系天皇・父系天皇」といいます。

一方で、女系天皇は「自分の母親や、母方の親族が天皇であることを理由として天皇になった人」ですから、当然ながらお父さんや父方の親族は天皇ではありません。

なので、女系天皇として即位した人は、現在の天皇家とは「別の血統の家」ということになります。

そして、その「別の血統の家」というのは、はっきりいってしまえば「どこにでもある普通の家」です。

3代か4代前ぐらいまではひょっとしたら由緒正しき家系かもしれませんが、それより先になるとごく普通の一般庶民かもしれません。

これに対して、天皇家は126代にわたってずっと「天皇家」という日本で特別に大切な家系とされてきた人たちです。

同じ血統の家系であれば「126代(現在の天皇陛下)」というように「〜代」というように数えることができます。

しかし、女系天皇はこの天皇家とは血統が違うことになりますから、よくて3代か4代の家系ということになってしまうのです。

男系の女性天皇は過去にいたけれど、女系の女性天皇は1人もいない

女性天皇と女系天皇の違い

(女性天皇と女系天皇の違いを、現在の天皇家でいうとどうなる?)

令和時代(つまり今)の天皇陛下は、平成時代の天皇陛下を父親として持っている天皇陛下ですね。

なので、現在の天皇陛下は女系天皇ではなく、男系天皇です。

今の天皇陛下には愛子様という女のお子さんがいます。

もし、この愛子様が天皇陛下になった場合も、愛子様は「男系天皇」です。

なぜならば、男性である現在の天皇陛下の子供であることを理由として、天皇陛下になっているからです。

ただし、愛子様は当然ながら性別は女性なので、「女性天皇」です。

つまり、愛子様は「男系女性天皇」ということになります。

男系女性天皇は、過去の歴史にも8人の人がいましたので、慣習上も特に問題ありません。

(皇室典範という法律では「男系男子のみ」が天皇陛下になれることになっていますから、「男系女子」である愛子様は現在の法律で天皇陛下になることはできませんが、皇室典範を改正することは国会でできるのでそれほど大きな問題ではありません)

ただし、男系女性天皇を認めることは、「決して認めるべきでない女系天皇への道のりを近くする」という意味で、可能な限り避けるべきものと考えられます。

(なぜ、男系女性天皇=愛子様を認めることが、女系天皇への道をひらくことになるのか?についてはこちらをご覧ください)

愛子様が天皇陛下になった後、愛子様の子供が天皇陛下になったらそれは女系天皇

愛子様がもし天皇陛下になったとしたら、「男系女性天皇になる」ということを説明いたしました。

次に、女系天皇が誕生するのは具体的にどういうときなのか?を考えましょう。

もし上のように愛子様が女性天皇(男系)として即位したと仮定します。

その後、愛子様が男性と結婚して子供を産んだとします。

そして、その子供が天皇陛下として即位した場合には、その人は女系天皇ということになります。

なぜならば、「愛子様という母親が天皇であったことを理由として、天皇陛下になった人」だからです。

↓※女性天皇と女系天皇の意味をもう一度確認しておきましょう。

女性天皇と女系天皇の違い

  • 女性天皇:性別が女性である天皇(過去に8人います)
  • 女系天皇:自分の母親や、母方の先祖が天皇であることを理由として天皇になる人(過去1人もいません)

愛子様が産む子供は、これも当たり前ですが男性である場合も女性である場合もあり得ます。

このどちらが天皇陛下となったとしても、「母親である女性が天皇であることを理由として天皇になる人」に該当しますから、その人は女系天皇ということになります。

つまり、女系天皇は女性である可能性もありますし、男性である可能性もあります。

上でも見たように、男系の女性天皇は歴史上何度も誕生していますが、女系天皇は男女共に一度も誕生したことがありません。

女系天皇は「サザエさん」で考えると理解しやすい

女性天皇と女系天皇の違い

(磯野家を天皇家と考えると、サザエさんは女性天皇、タラちゃんは女系天皇になります)

女系天皇と女性天皇の違いをもっと簡単にわかりやすい例で説明しましょう。

アニメの「サザエさん一家」をイメージしてください。

↓サザエさん一家は、以下のような家族ですね。

磯野家とフグ田家

  • ナミヘイ :磯野家の現在の当主
  • カツオ  :ナミヘイの息子
  • サザエ  :ナミヘイの娘(長女)
  • ワカメ  :ナミヘイの娘(次女)
  • マスオ  :サザエの夫(フグ田姓)
  • タラちゃん:マスオとサザエの子供(フグ田姓)

赤文字にした人たちがここでの重要人物になりますので注目しておいてください。

磯野家の家族関係について簡単に説明すると、ナミヘイという現在の磯野家の当主にはサザエ(長女)カツオ(長男)・ワカメ(長女)という子供がいます。

そして、サザエさんにはフグ田という別の家からきたマスオという旦那さんがいますね。

サザエさんとマスオさんの子供はタラちゃんです。

サザエさんは磯野家の実家に住んでいますが、苗字はマスオさんと同じフグ田です。

当然ながらマスオさんとサザエさんの子供であるタラちゃんも、苗字はフグ田です。

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ナミヘイが天皇だったとしたら、サザエさんは男系の女性天皇

もし、ナミヘイが現在の天皇だったとしましょう。

そして、ナミヘイはもう歳なので、引退を考えていたとします。

ナミヘイにはサザエ(長女)・カツオ(長男)・ワカメ(次女)という3人の子供がいます。

この3人のうち、だれを次の天皇として指名したとしても、これらの人たちは「父親(ナミヘイ)が天皇であることを理由として天皇になった人」ですから、男系天皇ということになります。

ただし、サザエとワカメは女性ですから、女性天皇でもあります。

つまり、男系の女性天皇ですね。

↓まとめるとこういうことになります。

ナミヘイ天皇の後を誰が継ぐか?

  • カツオ:男系の男性天皇
  • サザエ:男系の女性天皇
  • ワカメ:男系の女性天皇

「女系天皇」はここではまだ登場していません。

(この後に出てきます。先にネタバラシをするとタラちゃんが天皇になった場合は女系天皇ということになります)

すでに何度も見ていますが、男系の女性天皇は過去に8人の人がいましたから、慣習上も問題ありません。

↓ここでのサザエさんやワカメちゃんと同じような形で天皇に即位した女性は、推古天皇や持統天皇その他、過去に8人います。

>>実際に存在した女性天皇の一覧とエピソードはこちら

ただし、現在の皇室典範(法律)では、従来はOKだった「男系の女性天皇(サザエさん)」もだめで、「男系の男性天皇(カツオ)」のみを認めています。

そのため、現在の皇室典範のルールでいくと、ナミヘイのあとはカツオが継ぐことになります。

一方で、もし現在の皇室典範を改正して「女性天皇」を認めることにすれば、ナミヘイはサザエにも天皇の位を譲ることが可能です。

タラちゃんが天皇になったら女系天皇

上の話の続きです。

ナミヘイが皇室典範を改正して、サザエを男系女性天皇として即位させたとしましょう。

ここまでは過去にも同じような例がありましたから問題ありません。

問題はその後です。

サザエさんにはタラちゃんという子供がいますね。

もし、サザエさんがタラちゃんに天皇の位を譲ったとすると、タラちゃんは史上初の「女系天皇」ということになります。

なぜなら、タラちゃんは「母親が天皇であることを理由として即位した天皇」だからです。

↓しつこいようですが、女系天皇の意味はこれです。

女性天皇と女系天皇の違い

  • 女性天皇:性別が女性である天皇(過去に8人います)
  • 女系天皇:自分の母親や、母方の先祖が天皇であることを理由として天皇になる人(過去1人もいません)

女系天皇は、男性でも女性でもなる可能性があります。

もし、サザエさんに娘(たらちゃんの妹)がいたとして、その娘に天皇の位を継がせたとしたら、その娘も女系天皇ということになります。

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磯野家が「老舗の旅館を継ぐ家系」だったら

アニメの中ではナミヘイもマスオもサラリーマンですね。

しかし、例えば「磯野家は代々続く老舗の旅館」の家系だったとしましょう。

この家系は何百年も続いてきた家系です。

そして、「旅館の当主を継ぐのは、父親経由で磯野家の血を引く人ではないといけない」というルールがあったとします。

磯野家は、何千年間も大切にそのルールを守ってきました。つまり、男系継承です。

現在の旅館の当主は磯野ナミヘイで、そろそろ引退しようと考えています。

このとき、候補になったのが長女であるサザエと、長男であるカツオのどちらかだったとしましょう。

サザエ(長女)もカツオ(長男)もどちらもナミヘイ経由で磯野家の血を引いています。

なので、「旅館を継ぐのは父親経由で磯野家の血を引く人ではないといけない」という男系継承のルール上は問題ありません。

そこで、実際に長女であるサザエが旅館を継いだとしましょう。

磯野家のものだった旅館が、フグ田家のものになる

問題はここから。

サザエにはフグ田マスオさんという夫の間にできた、タラちゃんという息子がいます。

もしタラちゃんがこの旅館の後継ぎになったとすると、「旅館を継ぐのは父親経由で磯野家の血を引く人ではないといけない」という男系継承のルールを守ることはできなくなってしまうのです。

なぜなら、タラちゃんはサザエという「母親経由」では磯野家の血をついでいますが、「父親経由」ではフグ田家になってしまうからです。

タラちゃんは、「お父さん、そのまたお父さん…」というかたちでたどっていったとしても、前の前の当主であるナミヘイとはつながっていないのです。

さらにいえば、もしタラちゃんがこの旅館を継いだとすると、ずっと「磯野家」のものであった旅館が、「フグ田家」という別の家系がのっとったことになります。

当主であるタラちゃんの実のお父さんであるフグ田マスオさんは、タラちゃんから見ると「実家」です。

たらちゃんが当主となった途端、ずっと「磯野家」として続いてきた旅館は、「フグ田家」として今後は続いていくことになるのです。

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サザエさんは女性天皇・タラちゃんは女系天皇

上の例の「旅館」を「天皇家」と置き換えて考えてみてください。

↓そして、ナミヘイを現在の天皇陛下、サザエさんを愛子様(現在の天皇陛下の娘さん)と置き換えてみてください。

サザエさん一家と現在の天皇家

  • ナミヘイ:令和になって即位した現在の天皇陛下
  • サザエ:愛子様
  • マスオ:愛子様と結婚する一般男性
  • タラちゃん:愛子様の子供(まだいません)

天皇家と日本人は、「父親経由で天皇家の血を引く人ではないといけない」というルールを2600年以上にわたって守り続けてきました。

すでにみたように、これがもし「神話」だったとしても、その重要性はまったく変わりません。

>>読み飛ばしてしまった方はこちらからどうぞ

サザエさん(愛子さま)が天皇になったとしたら女性天皇ということになります。

サザエさんはナミヘイ(今上の天皇陛下)という父親経由で天皇家の血を注いでいますから、「男系の女性天皇」です。

これは過去に存在した女帝である推古天皇などとまったく同じですから問題ありません。

問題は、サザエさん(愛子様)の後に誰が天皇になるか?です。

もしサザエさんの息子(タラちゃん)が天皇になったとしたら、タラちゃんは父親経由では天皇家の血を継いでいません。

なので、タラちゃんは「女系天皇」ということになります。

サザエさんという「母親経由で天皇になっているから」です。

これは、これまでの日本の歴史で1回も起きていないことです。

タラちゃんが天皇になった時点で、これまで2600年間、126代にわたって続いてきが日本の天皇家はいったんリセットされ、また「1年目・初代」ということになってしまうのです。

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女系天皇の問題点とは?

女系天皇と女性天皇の違いについてはなんとなくご理解いただけたかと思います。

↓年のためにもう一度整理すると、女性天皇と女系天皇の意味の違いは以下のとおりです。

女性天皇と女系天皇の違い

  • 女性天皇:性別が女性である天皇(過去に8人います)
  • 女系天皇:自分の母親や、母方の先祖が天皇であることを理由として天皇になる人(過去1人もいません)

言葉の意味がわかったところで、以下では「女系天皇の何が問題なのか?」をみていきましょう。

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愛子様が天皇陛下になった後に、自分の子供以外に跡を継がせる人がいなかったら?

現実の愛子様はまだ女子高校生で独身ですが、もし愛子様が天皇陛下として即位し、その前後に結婚して子供を産んだとしましょう。

愛子様がこれまでのルールと同じように、「父親経由で天皇家の血を引く人ではないといけない」というルールを守ってくれたらいいです。

つまり、「自分は天皇で、自分の血を引くかわいい子供がいるけれど、この子に天皇の位は継がせずに別の人に天皇をついでもらう」という判断をしてくれれば、ずっと続いてきた男系継承のルールを守ることができます。

(その場合、天皇の位は127代目の愛子様から、128代目の別の皇族に続きます)

しかし、愛子様は、自分の子供がかわいいあまりに男系継承のルールを破ってしまうかもしれません。

「いやいや、愛子様はそんなことはなさるわけがない」と考えたとしても、愛子様の第二は、現実問題として自分の子供以外に天皇の位を譲る人がこの世に存在しなくなっている可能性もあります。

現在の皇室に即していえば、愛子様の次を秋篠宮様のお子さん(眞子様、佳子様、悠仁様のうち誰か1人)が継いだとしたら、男系継承のルールは守ることができます。

しかし、もしルールを破るつもりがなくても、愛子様が天皇になった後に、男系を継承できる人が一人もいなくなっている可能性も考えられるでしょう。

特に、悠仁様が子供をもうけることなく亡くなった場合は、眞子様・佳子様までは男系を維持できたとしても、その次の代で男系継承は100%途絶えることになります。

いずれの理由にしても、愛子様が自分自身の子供に天皇の位を継がせた瞬間、女系天皇という今までとはまったく家系の違う天皇が生まれることになります。

現在の皇室でいえば、サザエさん(もし天皇陛下になった場合の愛子様)は第127代目の天皇になりますが、タラちゃんは「初代=1代目」の天皇ということになるのです。

日本という国は、根本的に今までとは違う国として生まれ変わることになるのです。

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天皇家に「別の国の男性」が入ってきたらどうなる?

さらに深刻な問題として、愛子様が外国の人と結婚して子供を産んだ場合を考えましょう。

現在の天皇家で言えば、女性天皇として即位した愛子様が、中国人の男性と結婚して子供を産んだとします。

(中国がまずいなら、アメリカでもイギリスでも韓国でも北朝鮮でもどこでもいいです)

この時点で、日本の天皇家は「外国人の男性の家系」ということになります。

「それでもいい」といってしまえばそれまでです。

しかし、この外国人男性が自分の父方の実家がある外国と、母方の実家がある日本国の利害が対立する問題に口を出してきたらどうなるでしょうか。

国どうしの関係というのは、どんなに当事者が仲良くしたいという気持ちを持っていたとしたも、利害が対立することがあります。

例えば、竹島は日本古来からずっと日本人の領土ですが、現在は韓国が第二次世界大戦後のどさくさにまぎれて武力で占拠してしまいました。

(韓国が強制的に竹島を占拠したとき、日本は連合国によって占領されていましたから、守りたくても守ることができませんでした。韓国は日本が独立を回復する数ヶ月前のぎりぎりのタイミングで竹島を武力で制圧しています。「どさくさにまぎれて」と書いたのはこういう意味です)

将来的に、「自分のお父さんは韓国人」という人が天皇になったと仮定しましょう。

愛子様が女性天皇として即位し、その愛子様が韓国人の男性と結婚し、その子供に天皇を継がせた場合です。

その天皇陛下(愛子様の子供)にとって、その韓国人の男性は自分の実のお父さんです。

実のお父さんから「竹島は韓国のものであることを正式に認めろ」と言われたとしたら、その通りにしてしまうのではないでしょうか。

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「外国の血を引き、外国の利益を優先する天皇」を日本人が認めますか?

私たち日本国民は、日本の国家を守りたいと考えるのが普通です。

しかし、外国の血を引くことになってしまった天皇陛下が、「いや、ここは自分の実家である外国の利益になるようにしたい」といいだしたらどうなるでしょうか。

日本人のことを第一に考えてくれない天皇陛下のことを、私たち日本人は受け入れられるでしょうか?

天皇家を維持するためには、今もばくだいなお金を使っていますが、このお金はいうまでもなく私たち日本国民が納めている税金です。

「日本人のことよりも、外国の利益を優先する天皇なんて、大切な税金を使って維持する必要なんてない」ということになってしまうのではないでしょうか。

その時点で前の天皇家の血を引く人(サザエさんの例で言えばカツオやワカメの家系)が生きていればいいですが、世代がさらに進んでいたらすべていなくなっている可能性もあるでしょう。

それどころか、権力をにぎった天皇(タラちゃん)が、政府を動かしてカツオやワカメの家系の人を殺してしまうかもしれません。

そこまでぶっそうなことをする必要もないかもしれません。

タラちゃんが権力を使って「カツオやワカメが万引きをした」などという不名誉な冤罪(えんざい)を作り、日本国民が「カツオやワカメみたいなやつらが天皇になるのは認めたくない」という気持ちにさせてしまうことも考えられます。

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日本の天皇家を終わらせたい、支配したいと考えている外国はたくさんある

この時点で「じゃあ別の天皇を…」と思っても後の祭りです。

上のようなシナリオでことが進めば、何千年にもわたって守ってきた「天皇家」という存在は、私たち現代日本人の手によって終了させることになります。

そして、そのことを心から願っている国はたくさんあります。

私たちの日本のまわりには、日本という世界第3位という経済的に豊かな国を、「できれば自分たちの国にしてしまいたい」と思っている国がたくさんあるのです。

例えば、北朝鮮は2000万人しか人口がいないのに、飢饉のときに300万人が餓死したことがある(といわれている)貧しい国です。

北朝鮮の工作機関が、天皇家にスパイを送り込んで愛子様と結婚させたとします。

愛子様が、「自分はこの人を好きになったから」といって、外国人の異性と結婚したいと言い出したら、今の日本国民の世論は止められるでしょうか?

もし止められなかったとしたら、上で見たように「外国人のお父さんがいる天皇」が生まれることになり、結果的には日本人の反感を買って断絶させられるかもしれません。

皇族が自由に結婚相手を選べないのは差別?

眞子様の結婚相手の候補となっている男性をめぐって、さまざまな批判があります。

「女性の人権を無視するな」「皇族といえども結婚相手を選ぶ権利は認めるべきだ」などなど、耳にここちのよい主張をすることはものすごく簡単です。

今問題となっているのは眞子様ですが、次の次の天皇陛下として悠仁様(秋篠宮家のご長男)が即位された跡、同じように結婚相手の問題が生じたらどうでしょうか?

結婚相手を自由に選ぶことは、一般の日本人なら当然認められる権利ですが、皇族の方にこうした権利を認めると女系天皇がすぐにでも誕生してしまうでしょう。

天皇家の人々とは、このように「日本国の歴史を守るために、自分たちの人権(しかも自分の結婚相手を選ぶというような極めて重要な種類の人権)が制限されることにも耐えてくれている存在」なのです。

女性天皇を認め、女系天皇誕生への道を開くことは、結果的に天皇という存在そのものをなくしてしまうことにもつながりかねないのです。

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女系天皇を認めた時点で、天皇は「第126代」から「初代」になる

日本の歴史上はじめての女系天皇が即位した後、「父親経由で天皇家の血を引く人でないと天皇にはなれない」というルールに戻したいといくら考えたとしても、即位をしてしまった時点で何千年も続いてきたルールはすでに断絶しています。

現在の天皇は「第126代」という世界で最も古い家系ですが、女系天皇として即位する人は「初代」です。

よくいえばその時点から日本は「新しい国家」になりますが、悪くいえば「歴史のない新興国」になるのです。

現在でこそ日本という国は「世界で最も古い伝統を持った歴史のある国」として扱われています。

しかし、女系天皇を認めた後では「ごくごく最近王朝が始まったばかりの、歴史の浅い国」という扱いになるかもしれません。

「何千年も続いてきた世界遺産のような家系を、守ろうと思えば守れたのに、守らないことを選択した、歴史を大切にしない国と国民」という評価を外国人から受けるかもしれません。

このように、女系天皇を認めることは、私たちの祖先が大切に守ってきた歴史を、私たちの代で終わらせることになるのです。

これはものすごく残念なことです。

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現在は「女性は天皇になれない」というルールになっている

現在の皇室典範(天皇の皇位継承に関するルール)では、「女系はもちろん、男系であっても女性は皇位に就けない」という決まりになっています。

そのため、現状のルールのまま次の天皇を決めるとすると、愛子様や眞子様・佳子様が天皇になることはありません。

もっとも、皇室典範は法律に過ぎませんから、国会で議決すれば改正することも可能です。

問題は、今のタイミングで女性皇族が天皇になることによって、これまで何千年も続いてきた皇位継承のルールが途切れてしまわないか?ということです。

女性天皇を認めることは、歴史上1回も認められていない「女系天皇」の誕生を後押しすることになってしまうからです。

女性天皇はこれまでの歴史で何度もありましたが、女系天皇は一度もありません。

歴史上1回も存在したことがない女系天皇を認めた場合、日本人が何千年も大切に守ってきた天皇家という家系が、いわば一般家庭と同じ「普通の家」になってしまいます。

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まとめ

今回は、女性天皇と女系天皇の違いと、女系天皇を認めることの問題点について解説しました。

女系天皇を認めるかどうか?は人によっていろんな意見があると思います。

↓しかし、少なくとも以下の2つのことは理解しておいて損はありません。

  1. 女系天皇はこれまでの日本の歴史で1回いたことがないこと
  2. 女系天皇が外国人と結婚してその子供が天皇を継いだら、日本の天皇は「外国人の家系」になること

女系天皇が誕生するためには、まずは女性天皇が復活することが必須です。

そして、女性天皇を認めた場合、日本の天皇家を通して日本国への影響力を行使したい外国の勢力は、全力でその女性天皇に対して結婚相手を送り込もうとしてくるでしょう。

そして、天皇本人の意思で「この人と結婚したい」ということを言い出した場合、国民の立場でそれを止めることは非常に難しいことです。

万が一、その結婚相手が外国の送り込んだスパイだったとしたら…。

そして、そのスパイとの間に天皇との子供が生まれ、その子供が天皇になったとしたら…。

私たち日本人は、そんな天皇家を高い税金を出して守ろうとするでしょうか?

この記事が、将来の日本の皇室を考える人の参考になれば幸いです。

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