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【姥捨山伝説の概要あらすじ】実在の場所って本当?現代もある?

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姥捨山

姥捨山伝説とは?


「歳を取って満足に働けなくなってしまった者は、その人自身の子供によって山へと運ばれ、置き去りにされた」という昔の風習。

童話などで聞くことのある姥捨山(うばすてやま)伝説をご存知でしょうか。

このお話は実はただの童話ではなく、モデルとなった場所や伝説があり、あまり知られていない結末があるのです。

そこには私たちが直面している「超高齢化社会」を予言したかのような、現代人へと向けたメッセージが隠されているんです!

以下では、まずは姥捨山伝説の簡単なあらすじから見ていきましょう。

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姥捨山伝説の概要とあらすじ

現代に様々な形で伝わっている「姥捨山伝説」ですが、大まかなあらすじとしては以下のようなものです。

姥捨山伝説のあらすじ


「歳を取り満足に働けなくなってしまった者は、自身の子によって山へと運ばれ置き去りにされる」

昔は生活をしていくためにはみんなが働かなくてはなりませんでした。

働けなくなってしまった人の生活の面倒を見ることは難しかったので、村の習慣として、老人は山へと捨てることを強制されるというお話です。

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昔ある山奥に、六十歳以上のお年寄りは親であっても山へ捨てなければならない、というお触れ(ルール)がある所がありました。

この村に一人の息子と年老いた母親のすむ家がありました。とうとう母親が60歳になり、泣く泣く息子が母親を背負って年寄りを捨てる山(うばすて山)へ登って行きました。

背負われながら母親は「息子が帰り道に迷わないように」と、道すがら木の枝を折って道しるべを作っていました。山奥に母親を降ろした息子は、フラフラともと来た道を帰り始めましたが、どうしても母親を置いて帰る事ができず、急いで引き返して母親をおぶって家に走り帰りました。

母親を連れ帰った息子は、こっそりと家の床下に隠し部屋を作り、そこに母親を隠しました。そして、素知らぬ顔をして毎日を過ごしました。ところがある日、隣国が「灰で縄を編め、さもないと攻め込むぞ」と、難題をふっかけてきました。困った殿さまは国中におふれを出し、良い知恵がないかと問いました。

この話を聞いた母親は「固く編んだ縄を塩水につけて、乾いたら焼けばいい」とナイスアイディアを提示しました。息子は言われたとおりに灰縄を作り、お殿様へ持って行きました。これで助かったと喜んだお殿様は、沢山の褒美を息子に与えました。

しかし、隣国はまたまた難題をふっかけてきます。「七節の曲がった竹に糸を通してみよ」「叩かないでも鳴る太鼓を作れ」と、なんやかんや難題を出しましたが、母親の知恵のおかげですべて解決する事ができました。

殿さまは、このアイディアが60歳を過ぎた母親の知恵だった事を知り、それからはお年寄りを捨てる事をやめさせたそうです。

まんが日本昔話データベースより

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姥捨山伝説に込められたメッセージと教訓とは

物語として大事な部分は山へと置き去りにした後の部分です。

実は物語の主人公は、山へと置き去りにしたその老人を家へと連れて帰ります。

老人は隠れて生活することを余儀なくされますが、その後国に持ち込まれる様々な難題をこの老人が解決へと導くのです。

老人の功績を知った国、村の人間は老人の知恵を称え山へと捨てることを止めました。

「老人の知識の偉大さ」「人一人を大切に」現代の日本に伝わる教訓であり、姥捨山伝説に隠された怖いだけではないメッセージがあるのが分かります。

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姥捨山伝説は実在の場所って本当?現代もある?

姥捨山伝説にはモデルとなった土地があります。

それが長野県千曲市にある姨捨山(おばすてやま)と呼ばれる場所。

現在もしっかりと実在した場所で、今では長野県の観光スポットとしても人気のある場所として知られています。

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長野県姨捨山(おばすてやま)

ショッキングな話も垣間見える物語とは裏腹に、長野県に実在する「姨捨山(おばすてやま)」は景色も美しく食べ物も美味しい場所として観光にぴったりの場所となっています。

日本の棚田100選にも選出された「姨捨の棚田」は絶景スポットとしても人気。

現在では日本古来の伝承と美しい地形を望むことができる場所となっているのです。

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姥捨山のモデル「冠着山」

姥捨山のモデルである姨捨山(おばすてやま)ですが、これは俗称であり本来の名は「冠着山(かむりきやま)」と言います。

姨捨山という名称の由来は諸説あり、一つは奈良時代に存在した人物の名「小長谷(小初瀬)部氏」に由来するもの、一つは長谷寺という寺で行われた「オハツセ詣で」に由来するもの、その他にも多数の由来が伝わっているのです。

実はかつてはこの冠着山と姨捨山は別の物として捉えられていました。

しかし平安時代に発表された「古今和歌集」の歌や、江戸時代の名所図などから同じ物と判断され今では名称を「冠着山」、俗称を「姨捨山」として知られるようになっています。

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棄老国(きろうこく)説話とは?

日本に伝わる姥捨山の物語は1つの完成形として、インドの「棄老国(きろうこく)説話」から伝わったとされています。

概要は現在日本に伝わる姥捨山伝説と大まか同じ、最後には老人の知恵を借りることで悪しき風習に終止符を打つのです。

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不合理な点も多い姥捨山伝説

日本に古来から伝わる話として知られている姥捨山伝説ですが、有名な一方で不確かな点、不合理な点が多いのも事実です。

しかしメッセージ性の強い話でもあることから、数々の作品として残るなど無くしてはならない伝説として今もなお語り継がれています。

姥捨山はあくまでも伝説

モデルとなった冠着山、俗称を姥捨山とされていますが実は実際にそうした風習があったかどうかの公的な記録はありません。

あくまでも伝承として、その地方に伝わる言い伝えとして伝わっているだけなのです。

日本では「古今和歌集」といったはるか昔の歌集に「おばすて」の言葉が入った歌が発表されていますが、1つの作品として扱われているだけで事実と結びつける確証には至ってはいないのです。

世界で見られる「棄老」の歴史

日本以外の国にも姥捨山と同じような「棄老」の歴史が伝わっています。

ほとんどの国で概要は大まか同じ。

インドでは棄てるはずの父親を洞窟へと匿う、朝鮮では山に棄てるもしくは生きたまま墓へと埋めてしまう「高麗葬」という名で伝わっています。

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姥捨山を題材にした数々の作品

最後に姥捨山を題材とした日本の作品をいくつかご紹介いたします。

子供にも分かりやすい作品から、大きな賞を受賞した作品まで登場しているので気になる方は要チェックです。

まんが日本昔ばなし「うばすて山」

子供から大人まで幅広い年齢層に向けられているのが、まんが日本昔ばなしの「うばすて山」ではないでしょうか。

自分の親を置き去りにするのをためらい自宅へ匿う、その後度重なる難題を親の知恵によって解決する。

基本のあらすじはそのままに、まんが日本昔ばなしの馴染みのある絵とテンポにより小さな子供にも理解しやすいようにメッセージを残しています。

楢山節考

「楢山節考」は小説家、深沢七郎により発表された短編小説。

姥捨山伝説を題材としながら、本来こうした伝説が伝わっていない山梨県の地を舞台としているのが特徴です。

原作は1956年に発表された小説ですが、その後映画、テレビドラマと度々映像化されています。

デンデラ

佐藤友哉により2009年に発表された小説「デンデラ」。

この作品の大きな特徴は姥捨の風習で捨てられた老婆達のその後の姿を描いているというところにあります。

捨てられた女達の戦いと復讐を描くという衝撃的な内容から、2011年には浅丘ルリ子さん主演で実写映画も公開されている作品です。

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まとめ

姥捨山の大事なところは実際にあったかどうかではなく、物語に込められたメッセージや教訓が大切になります。

いわゆる「寓話(ぐうわ)」の1つであるシンプルかつ奥の深い作品として、今後も語り継がれていく伝説となるでしょう。

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