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枕詞とは?現代ビジネスでの意味って?例文で簡単に分かりやすく解説!

枕詞とは

  • 枕詞とはどんなもの?具体例は?
  • 現代でも使われる「ビジネス枕詞」ってなに?
  • 枕詞を使う時の注意点は?

枕詞とは、ものすごく簡単にいうと「おきまりの前置きの言葉」のことです。

もともとは和歌の表現技法の1つとして使われてきたものですが、現代でもビジネスの場で使われることがあります。

(こういう枕詞のことを「ビジネス枕詞」と呼んだりもします)

以下では、枕詞の使い方について、具体例を用いて簡単にわかりやすく解説します。

現代ビジネスでの使い方と、古文での使い方の両方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>短歌での枕詞の意味・具体例

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ビジネス枕詞とは?簡単にわかりやすく解説

ビジネス枕詞とは、「相手にストレートに伝えてしまうとなんだかカドが立つので、表現をやわらげたい」というときに使われる前置きの言葉のことをいいます。

例えば、ビジネスの会話で「おっしゃることはごもっともだとは存じますが…」と相手に言われたら、あなたは直感的にどう思いますか?

(あっこの人は反論しようとしているな)

とすぐ気づきますよね。

このように、「この言葉が出たら次には反論が来る」というようにわかるような決まり文句のことを、「ビジネス枕詞」と呼んでいるのです。

ただ反論するだけだとカドが立ってしまいますが、ビジネス枕詞をはさむことで言葉の印象がやわらかくなるという効果があります。

ビジネス枕詞の具体例一覧

枕詞とは

(依頼・反論の印象をやわらげる「ビジネス枕詞」を活用しましょう)

ビジネス枕詞には、例えば以下のようなものがあります。

↓いずれも、この言葉がきたらその後には反論のようなものがくる、とわかるクッション言葉です。

ビジネス枕詞の具体例

  • 大変申し上げにくいのですが…。
  • 大変恐縮ではございますが…。
  • わたくしごとで恐縮ではございますが…。
  • 重ね重ね恐縮ではございますが…。
  • 厳正な審査を行いましたが…。
  • 多くのご提案をいただきましたが…。

こうした「前置きの言葉」のことを、ビジネス枕詞と呼んでいます。

もしかしたら、意識していないだけで日常から使っているという方も多いかもしれませんね。

枕詞を意識的に使うようにすれば、「気の使える人」「物腰(ものごし)のやわらかい人」という印象を与えることができますから、ビジネスの場などでは活用してみると良いでしょう。

(ただし、後で見るように使い過ぎには注意が必要です)

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ビジネス枕詞の役割は「クッション」

ビジネス枕詞とよく似た言葉として、「クッション言葉」という言葉もありますが、ほぼ同じような意味と言えるでしょう。

これらは、ストレートな言い回しを避けて、柔らかい表現にする効果があります。

たとえば、いきなり「この案は使えません」とだけ言われたら、キツい感じがしますしムッとしてしまいますよね。

一方で、「大変申し上げにくいのですが、この案は使えません」なら、そこまでキツい印象はありません。

この「大変申し上げにくいのですが」の部分がビジネス枕詞です。

日本人はストレートな言い回しを嫌うため、こうしたクッションが必要になるのです。

まさに日本ならではの言葉のマナーといえますね。

ビジネス枕詞を使った日常会話の例文一覧

ビジネス枕詞を使って、日常会話での例文を作ってみましょう。

ビジネス枕詞は、相手に何かを請求したり、相手の意見に反論したりするときに使うことが多いです。

ビジネス枕詞の例文

  • 大変恐縮なのですが、資料をお送りくださいますようお願いいたします。」
  • つきましては、弊社よりお送りした請求書の確認をお願いします。」
  • あいにくですが、担当者は席を外しており、お電話を代わることができません。」
  • メールでの連絡で恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。」
  • 申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。」

大変恐縮なのですが、つきましては、あいにくですが、メールでのご連絡で恐れ入りますが、申し訳ございませんがが枕詞です。

↓「つきましては」の枕詞がちょっとわかりにくいですが、これは相手に何かを依頼したい時に使う決まり文句です。

  • つきましては、◎月×日までにお支払いをいただけますようよろしくお願い申し上げます。
  • つきましては、領収書をご郵送くださいますようよろしくお願いいたします。
  • つきましては、上記の件につきまして返答をいただけますと幸いです。

これらは無くても言いたいことは伝わりますが、もしこの枕詞がなかったらどう感じるでしょうか。

しかもそれを言う相手が、自分の部下だったり後輩だったりしたら…「上から目線だ」と思うかもしれませんね。

枕詞があることで、目上の人に対して謙虚な姿勢を示すことができるのです。

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ビジネス枕詞を使う際の注意点

ビジネス枕詞は、使い過ぎないようにしましょう。

使いすぎると逆に空々しくなって、「本当に申し訳ないと思っているのか?」と思われてしまうからです。

こういった表現は、必要なところだけ使うのが一番効果が発揮されます。

印象を良くするための枕詞なのに、使いすぎて印象が悪くなってしまったら意味がありません。

使う必要はありますが、回数はほどほどが一番です。

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枕詞とは?古文や短歌での意味

枕詞とは

(古文・短歌で使う枕詞の意味と具体例)

次に、古文や短歌での枕詞の意味についてみておきましょう。

古文や短歌でいう枕詞とは、言葉を修飾する役割を持った言葉です。

短歌では、「ある枕詞が現れたら、その直後にはこの言葉が必ず来る」というようにルールが決まっています。

これは「修辞法」と呼ばれる言葉の一つなのですが、簡単に言えば「単なる前置きの言葉」と理解しても大丈夫です。

枕詞は歌のリズムを作るためのもので、意味はありませんから、現代語訳をするときにも枕詞は省略して考えます。

短歌の枕詞の具体例:あしびきの〜

↓例えば、百人一首の一つで、柿本人麻呂という人が作った歌があります。

あしびきの 山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜を 一人かも寝む

(意味)山鳥のしっぽみたいな、長い長い夜を一人で眠ることになるのだろうか。

この例文に枕詞があるのですが、どれか分かりますか?

正解は「あしびきの」ですね。

この「あしびきの」という枕詞が出たら、その直後に「」や「峰(みね)」という言葉が来るという短歌のルールがあります。

↓例えば、万葉集に出てくる柿本人麻呂の歌でも使われています。

あしびきの 山川(やまがは)の瀬の鳴るなへに 弓月(ゆつき)が岳(たけ)に雲立ち渡る

(意味)山の中にある、川の浅瀬の音が聞こえる。音が激しくなるほどに、弓月が岳には雲がどんどんと立ち込めてくる。

上の2つの短歌の現代語訳した意味に注目してください。

いずれも「あしびきの」の部分に対応する現代語はありませんよね。

「あしびきの」という枕詞は、言葉のリズムとしてくっつけているだけの言葉なのです。

枕詞はアクセサリーみたいなもので、本体ではないですから、枕詞は訳す必要がありません。

まとめ

今回は、枕詞(まくらことば)の意味について解説しました。

枕詞は、ダイレクトな表現を嫌う日本特有の言葉で、現代でもビジネスの場でひんぱんに使われています。

「なんだかまどろっこしい」とか「伝えたいことがダイレクトに伝わらない」というデメリットはありますが、マナーとして使えるようになって損はありません。

特にメールの文面などではストレートに用件だけを書くときつい印象になってしまいますから、枕詞を上手に使ってみると良いでしょう。

枕詞は、日本語独特の対人関係を円滑にするための工夫といえます。

ぜひ活用してみてください。




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