- 文系は仕事がない?
- 営業以外の仕事で働きたい場合はどうしたらいい?

「文系はろくな仕事がない」
「営業以外の仕事は選べない」
とよく聞きます。これって本当ですか?
自分はどっちかというと他人とのコミュニケーションが苦手なタイプです。
できれば経理や人事など、営業以外の仕事で働きたいんですが…。
新卒入社の場合、男性はほとんどのケースで営業部署に配属されるのが実際のところですね。
その一方で、第二新卒枠での転職や、中途採用での転職の場合は、
営業以外の仕事でもたくさん求人が出ていますよ。

私も新卒で証券会社(金融機関)に入社しましたが、配属されたのは支店勤務の営業職でした。
実際に営業やってみてまったく向いていないのに気づいたので、わずか4ヶ月で退職してニートやってたのですが、
その後に第二新卒として会計関連の仕事に転職し、10年以上ずっとこの仕事をやってます。
私は大学は三流私大の法学部ですし、
新卒で入った会社をたったの4ヶ月でやめてニートやってたような人間です。
特に優秀でもなんでもない私でも営業以外の仕事で働けています。
文系には仕事がない(営業以外では働けない)なんてことはまったくありません。
新卒で営業以外に配属されるのは確かにせまき門ですが、
第二新卒枠を狙うなら営業以外の仕事でも普通に転職できますよ。
この記事では、文系学部の出身者だけれど、営業以外の仕事に転職したいという方向けに、転職活動成功のポイントを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
文系出身者が「営業以外の仕事」に転職するためには?

私は法学部出身で、典型的な文系人間です。
営業以外の仕事で採用されるためには、
具体的に何をどうしたらいいんでしょうか?
営業以外の仕事につきたいなら、
「職種別の採用」を行なっている企業の求人を狙うのがポイントです。

文系学部出身者が営業以外の仕事に転職したいなら、職種別採用を行っている企業求人を狙うのがコツになります。
職種別採用というのは、経理部や法務部、人事部や広報部といったように、
あらかじめ職種を指定して募集されている求人のことですね。
学生時代の新卒採用では、基本的に「総合職」や「一般職」などの区分で採用されることが多いですよね。
なので、職種別採用と言われてもピンとこない方が多いかもしれません。
これは実際の求人をみてもらった方が分かりやすいと思います。
↓例えばこんな感じで「採用後はこういう仕事をお願いする予定です」とあらかじめ明示されている求人があります。

営業以外の仕事にはどんなものがある?
文系学部の出身者が営業以外の仕事を狙う場合、
↓以下のような職種を選択肢として選ぶことができますよ。
- 経営企画
- 人事
- 法務
- 知財
- 商品開発
- 経理
- 財務
- 総務
- IT管理
- マーケティング
- 広報(IR)
- 資材(調達)
↓それぞれの職種の具体的な仕事内容については、こちらの記事でくわしく紹介しているので参考にしてみてください。
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文系出身者が営業以外の職種で採用されるには?就活成功の方法を解説!
「文系学部の出身者が、営業以外の仕事で採用されるにはどうしたらいい?」この記事では、法学部や経済学部、経営学部といった「文系学部」出身者が、営業以外の部署で採用されるための方法を解説しています。新卒・第二新卒での就活をされている方向けの内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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営業以外の仕事につける人が少ない理由
文系出身者が営業以外の仕事を狙う場合にネックとなるのが、
世の中に出ている求人数がそもそもあまり多くないことです。
営業職であれば、どこの企業でも人手不足ですから、年がら年中募集されていますよね。
しかし、営業以外の仕事というのは、
欠員補充(退職者が出た場合の補充採用)でしか基本的に求人が出されません。
そのため、なかなか求人が見つけられない人が多いんです。

コネも実務経験もまだない文系出身者が営業以外の仕事につきたいなら、
情報収集をいかにこまめに行うかがキモになります。
文系出身者が確実かつ最短で営業以外の仕事に転職するなら、
転職エージェントを活用するのがおすすめですよ。
転職エージェントは無料で使えます。

転職エージェントというのは、
採用活動を行っている企業側と、求職者(私たち)の間に入って、仕事の仲介する仕事をしている人たちです。
転職エージェントに希望の職種や年収額を伝えておけば、
マッチする新しい求人が出た瞬間に連絡してもらうことができます。
自力で転職活動するよりはるかに効率的に情報収集できますよ。
せまき門である「営業以外の仕事」に転職したいなら、転職エージェントの活用は必須になると思います。
転職エージェントにお金を払うのは企業側だけですので、私たち求職者は最初から最後まで無料で使うことができますよ。
営業で入社した後に営業以外の部署に異動できる?
「まず営業で入社 → その後に営業以外の部署に人事異動」
というかたちで、営業以外の仕事を狙うことも一応考えられます。
しかし、この場合は3年〜5年ぐらいは営業として働かないと、営業以外の仕事に配置転換できないのが一般的です。
会社としては、そう簡単に社員の人事移動を認めてしまうと、
営業として働く人がどんどん少なくなってしまいますからね。
営業なんてやりたくてやっている人はそんなに多くありません。
入社後になると、他の社員とのかねあいが出てくるわけです。

また、この方法で営業からは逃れられたとしても、必ずしも希望の職種に人事異動できるとは限りません。
人事への異動願いを出したら経理に異動になってしまった、
経理に移動願いを出したらカスタマーセンターになったということは普通に起こります。
会社に入社した後には、あなたが自分の意思で仕事を選ぶということはまずできません。
そのときどきの会社のニーズによって所属部署が決められてしまうからです。
なので、営業以外の希望の職種に確実につきたいなら、
やはり「職種別の採用」を行なっている企業を狙って、転職で入社するのが確実です。
職種別の採用では、最初から職種を指定して募集がかけられていますから、
「経理募集なら採用は必ず経理」といったように、志望する職種に必ず配属してもらうことができますよ。
営業は「コミュ力があれば誰でもできる仕事」ではない
文系出身者が新卒で入社する場合、基本的にはまず営業に配属されるのが現実です。
営業は「コミュ力さえあれば誰でもできる」というイメージがありますよね。
しかし、実際にはまったくそんなことはありません。
営業で成果を出すというのは一種の特殊技能といっても過言ではないでしょう。
単なる「ノリの良い人間」が営業で成果を出せるのではありません。
↓営業で成果を出すためには、以下のような能力が必要になります。

営業に必要な能力
- 怒鳴られても罵倒されても頑張れる、精神的なタフさ(大前提)
- なにげない会話から、相手が本当に欲しているものはなんなのかを察する能力
- 誰が意思決定者なのか?を見極める能力
- クロージング能力(迷っている相手を契約まで持っていく能力)
↑社交的な人が必ずしも優秀な営業マンであるとは限らないのは、
こうした能力のあるなしが影響しているからです。
逆に言えば、これまで営業として働いてきたけど、
ぜんぜん成果をだせなかったという人も、落ち込むことはありません。
営業は特殊能力ですので、あなたにはたまたまその特殊能力がなかっただけの話です。
営業で能力を活かせなかったのなら、別の仕事を選べばいいのです。

まとめ
今回は、文系学部の出身者が営業以外の仕事に転職するためにはどうしたらいいのか?を解説いたしました。
本文でもみたように、「文系であっても仕事がない・営業以外で働けない」なんてことはまったくありません。
むしろ、新卒で営業の仕事を経験している文系学部出身者は、転職では希望の職種につける可能性が極めて高いと言えるでしょう。
「文系=営業」というのは単なる思い込みです。
ぜひ、視野を広く持って挑戦してみてくださいね。