- 楽な仕事がしたいと考えるのは甘え?
- 若いうちの苦労は買ってでもしろというけど、これ今の時代も通じること?
- 3年間は1つの会社で働かないとだめ?

私は、人生の中で仕事の優先度というのが高くないです。
普通に生活していけるなら給料もそんなにいりません。
「楽な仕事がしたい」と考えるのは甘えですか?
結論からいうとぜんぜん甘えではないです。
上司や先輩はあなたをめいっぱい働かせるためにいろいろ言ってきますが、
彼らも本音では「ちょっとでも楽な仕事がしたい」って思っているものです。
自分は楽な仕事をしたいと思っているくせに、
人には「甘え」とか言ってくるのほんと意味不明ですよね。

「楽な仕事がしたいなんて甘えだ!」
って他人の人生観に口出ししてくる謎の人達っていますけど、
大抵はその人自身が社畜から抜け出せないで悩んでいる人なので、あんまり気にしないでOKです。
先輩や上司が社畜みたいな働き方していても、あなたが同じように社畜になる必要はありません。
この記事では、あなた自身がストレスなく取り組める仕事を見つける具体的な方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
「楽な仕事がしたい」が甘えでない理由
大前提として知っておくべきことは、
人間の社会にとって「もっと楽をしたい」という発想は不可欠のものであることです。
人間が進化してきたのは「もっと楽に、もっと早く」を追求してきたからといっても過言ではないでしょう。

楽な仕事がしたいという気持ちは「甘え」どころか、
もっと良い仕事ができるようになるために不可欠のものなのです。
例えば、昔の洗濯は洗濯板で服を手でこすって洗っていました。
時間もかかるし、手間がかかってしまいますし手が疲れてしまいますよね。
これをもっと楽に仕事がしたい!ということで洗濯機が出てきました。
掃除も同じです。
ほうきで人間の力で掃いていくは大変なので掃除機ができ、
吸引力が弱くなってきていちいち買い換えるのがめんどくさいのでダイソンみたいな便利なものが生まれてきたわけです。
「苦労こそ正義!」な社畜先輩は無視しよう
- 若いうちは苦労しないといけない
- 俺が苦労したんだからお前も苦労しろ
↑こういう社畜思考の昭和世代の声は、
あなたのためにまったくプラスにならないので聞かなくてOKです。
20代で彼らより圧倒的に稼いでいる人なんていくらでもいますからね。

あなたもその上司と同じ立場になったときに、自分の後輩に同じことを言いたいですか?
自分が言われたようなことを、同じように後輩に語って嫌がられている未来の自分の姿を想像すると嫌ですよね。
苦痛に感じる仕事で無理に働く必要はない
今の仕事がどうしても辛くて苦しいなら、無理してそれを自分の仕事にする必要はありません。
上で見たように「もっと楽な仕事をしたい」という気持ちは甘えではなく、
もっと良い仕事を見つけるきっかけになるからです。
つまり、もっとわがままに「自分の仕事」を選んでいいってことですね。

ベストなのは「自分の得意なこと」がいかせる仕事に就くことですが、
「得意なことなんて何もないんだけど…」という人もいるでしょう。
そんな方は、少なくともストレスを感じにくい仕事を選ぶようにしましょう。
社会人経験がまだ浅い人でも「自分は営業向き」「自分は事務職向き」ぐらいのおおまかなイメージは持てているでしょう。
そういうイメージを大切にしてください。
仕事はこの先何十年もやっていくことですから、
自分がストレスを感じにくいものを選び、その道で一流を目指していくのが成功への近道です。
「まわりは嫌がるけど、自分は嫌でない」仕事を見つけるのがベスト
重要なことは、世の中には「まわりからみるとしんどい仕事」でも、
「あなた自身にとっては楽に感じる仕事」があるということです。
例えば、この記事を書いている私はゲームには全然興味がありません。
友達に誘われてやることもありますが、
5分も遊ぶと「もういいや」ってなってしまいます。
でも、ゲーム好きな人の中は「12時間ぶっ通しでやってても疲れない」という人もいますよね。

これと同じように、会社の中での仕事でも「まわりの人はやりたがらないけど、自分は楽しいと感じる仕事」ってあるでしょう。
私は会計の仕事をしているので一日中会社の数字ばっかり見ているんですが、
世の中には「数字なんか見るのも嫌」という人もいます。
逆に、私は初対面の人と会って話をするのはとても苦手ですが、
営業マンとして成功している人は「1日営業先に行かないと気持ちが滅入ってくる」と言う人もいますよね。
こういう「他の人は嫌・自分は大好き」という分野を自分の仕事にしてしまうのがベストです。
「他の人が嫌がる=希少性の高い仕事」ですから、
必然的にもらえるお給料は高くなりますし、まわりから重宝されます。

あなたにとっての「楽な仕事」の見つけ方
あなた自身にとって「楽と感じる仕事」を見つけるためには、
↓以下のような方法を参考にしてみてください。
- 「自分が絶対にやりたくないこと」をリストアップしてみる
- 文系でも選択できる「営業以外の仕事」の種類を知っておく
- 統計データから「あなたに向いている仕事」を知る
- 無料で使える転職エージェントに提案してもらう
↑いきなり全部やる必要はないので、取り組めそうなものからやってみてください。
きっとあなたにとってストレスなく取り組める仕事が見つけられるはずですよ。
1.「自分が絶対にやりたくないこと」をリストアップしてみる
楽な仕事を見つけるためにはまず、
自分の「絶対にやりたくないこと」をリストアップしてみてください。
社会人としての経験がある人なら、
仕事をしていく上で「できればやりたくないこと」の1つや2つはあるはずです。
例えば私は、新規開拓の営業訪問などは絶対やりたくないです。
上司の機嫌をとる社内政治のようなことも大嫌い。
こういうことをリストとして書き出してみてください。

なぜ、「嫌なこと」をリストアップするかというと、
あなたが「嫌」と感じる仕事の反対には、
あなたが「好きな仕事」が見え隠れしているからです。
人間が「嫌」と感じるのは、
その人が大切にしている価値観が否定され、傷つけられたと感じるからですよね。
嫌いなことを考えることで、逆にあなたが大切にしている価値観が浮き彫りになっていくのです。
いきなり「自分の好きなこと」から仕事を探すと失敗しやすいですが、
このように「絶対に嫌なこと」から考えていくとうまくいきます。
人間にとって「嫌」というネガティブな感情は、「好き」というポジティブな感情よりも強力なのです。
このとき重要なことは、たとえ今は実現できないものでも、
遠慮せずに徹底的にリストに書き出すことです。
↓例えばこんな感じですね。

絶対にやりたくないことリスト
- 満員電車での通勤をしたくない
- プライベートな時間がなくなるのは嫌だ
- 周りの目を気にしたくない
- 人が多いところに行きたくない
- 知らない人と会いたくない
- 無味乾燥な数字を扱う仕事をしたくない
- 社内の人間関係に悩みたくない
など、とにかく些細なことでも嫌だと思うことは何でも書き出しましょう。
「絶対にやりたくないことリスト」から理想の仕事を見つける
「絶対にやりたくないことリスト」が完成したら、
今度は「なぜそれが嫌だと感じるのか?」を考えてください。
これをやることで「自分が大切にしている価値観」がなんとなく見えてくるはずです。
例えば、あなたが「新規開拓の営業を絶対にやりたくない人」だったとしたら、
あなたは人とのコミュニケーションをじっくりやっていくタイプなのかも知れません。
それなら新規開拓営業の仕事より、決まった得意先を相手にするルート営業の方が向いていますね。
あるいは「誰とも合わずに事務的な作業仕事をひたすらやっていきたいタイプ」なのかもしれません。
世の中にはこういう人に向いている仕事もたくさんあります。
プログラミングやライター、データ解析の仕事などはこれに属するでしょう。
プログラミングなどの専門知識が必要な仕事でも、
未経験から挑戦できる会社求人はたくさんあります。
なので、今の自分にはできそうにないことでも、選択肢から外さないようにしてください。
ここで重要なことは、あなた自身の「仕事選びの判断基準」を明確にすることです。
2.文系でも選択できる「営業以外の仕事」の種類を知っておく
文系の学部を卒業した人は、
「自分は文系だから、基本的に営業の仕事しかない」と考えている人が少なくありません。
大手企業の新卒採用ではほとんどのケースで「文系は営業」という配属になりますから、これは無理もないことですね。
ですが、「文系=営業しかない」というのは実は単なる思い込みに過ぎません。
文系でも営業以外の事務職の仕事はたくさんありますし、
一見「理系」と思える仕事でも、実は文系が未経験から取り組める職種はたくさんありますよ。
代表的なものはプログラミングですね。
プログラマーはいかにも「理系」な仕事ですが、実際に働いている人はほとんどが文系だったりします。

↓文系の学部を卒業した人が選択できる「営業以外の仕事」についてはこちらの記事でくわしく説明しましたので、参考にしてみてください。
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文系出身者が営業以外の職種で採用されるには?就活成功の方法を解説!
「文系学部の出身者が、営業以外の仕事で採用されるにはどうしたらいい?」この記事では、法学部や経済学部、経営学部といった「文系学部」出身者が、営業以外の部署で採用されるための方法を解説しています。新卒・第二新卒での就活をされている方向けの内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
続きを見る
3.統計データから「あなたに向いている仕事」を知る
客観的な統計データから「あなたに向いている仕事」を知る方法もあります。
具体的には、リクナビなどが提供している「適職診断」のサービスですね。
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4.無料で使える転職エージェントに提案してもらう
転職エージェントからあなたに合った仕事を提案してもらうのもおすすめです。
転職エージェントは、人を採用したい企業と、仕事を探している人の間に入って就職を仲介する仕事をしている人たちです。
ひと昔前までは「転職するならハローワーク」が当たり前でしたが、
現在は多くの人が転職エージェントを使うようになっていますね。

転職エージェントは無料で使うことができます。
自分に合った仕事をプロの目で選んでもらうことができますので、
「次の仕事では絶対に失敗したくない」という方は使ってみると良いですよ。
仕事はあなたの人生そのもの。苦痛を感じながら働くなんてやめましょう
仕事は、あなたの人生のほとんどの時間を費やして取り組むものです。
23歳で社会人になったとして、
65歳まで働いたとしたら40年もの間ずっと取り組むことになりますね。
楽しく取り組める仕事なら文字通り「人生バラ色」ですが、
仕事がしんどいと人生そのものがとても辛いものになってしまいます。

「楽な仕事をしたい」と考えることは人間にとって自然なことであって、決して甘えではありません。
むしろ、「もっと仕事を楽にしたい」という感情が、人間の社会を発展させてきたことは本文でもみた通りです。
あなたにも「これならストレスなくやれる」という仕事がきっとあるはずです。
今後はその仕事に取り組んで一流を目指せばいいのです。
本文で紹介したあなたにとっての「楽な仕事」の見つけ方を参考に、ぜひ興味をもって取り組める仕事を見つけてみてくださいね。