- 転職エージェントに見捨てられることってあるの?
- 面談したのにその後連絡がこない…。
- 2週間以上も放置されている場合、どうしたらいい?

転職エージェントに相談してみたのですが、
いつまでたっても連絡がありません…。
ひょっとして見捨てられているんでしょうか?
連絡があまりにも遅い場合、
エージェントとの相性が悪い可能性もありますよ。
場合によっては見捨てられた状態(意図的に放置されている状態)も考えられます。

転職エージェントを使って転職活動する場合、そのエージェントとの相性が合っているか?はとても大切です。
ここでいう「相性」というのは、性格的なことだけではありません。
そのエージェントがメインで扱っている求人とあなた自身の属性が合っていないと、
思うように求人紹介をしてもらえない可能性があるのです。
- 20代には20代に合ったエージェント、
- 営業職には営業職に合ったエージェント…、
というように、あなたの職歴とニーズに合ったエージェントを選ぶことが重要というわけですね。
この記事では、転職エージェントを上手に使いこなすためのポイントを解説いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
ひょっとして見捨てられてる?転職エージェントにこんな対応をされたら要注意
↓以下のような状態の方は、転職エージェントに見捨てられている可能性があります。
- 転職サイトに登録したのに連絡がこない
- 面談後に連絡がこない・遅い
- 面談を受けたときに紹介された求人数がとても少ない
それぞれの状況別に、考えられる原因と対策方法を紹介しますね。

1.転職サイトに登録したのに連絡がこない
通常、転職サイトに登録してから1週間以内には、担当のエージェントから連絡が来ることが多いです。
もし1週間経っても連絡がこない場合は、残念ながら「あなたに紹介できる求人が0件の状態」であることが考えられます。
とはいっても、これはあなたの能力不足が原因とは限りません。
そのエージェントが得意としている求人分野と、
あなたの希望求人に差がある可能性があるからです。

↓例えば以下のようなミスマッチが生じている場合、担当エージェントはあなたに求人を紹介したくてもやりようがありません。
- 20代若手社員の人が、30代やマネージャークラス向けのハイクラス転職エージェントに登録してしまった。
- 英語が特別得意ではないのに、外資系に強い転職エージェントに登録してしまった。
- 営業以外の仕事をしたいのに、営業の求人を専門で扱う転職エージェントに登録してしまった(逆もあります)
↑これらはやや極端な例ですが、
初期の段階で連絡がこないエージェントは、ミスマッチが生じている可能性が高いといえるでしょう。
繰り返しになりますが、これはあなたの能力の高い・低いの問題ではなく、
単純にエージェントとの相性の問題です。
来ない連絡を待っているのもイライラしますよね。

転職エージェントというのはどこも無料で使えますから、ひとつのエージェントにこだわる理由は特にありません。
2社〜3社のエージェント会社を同時進行で使っていく方が、
エージェントのアドバイスを客観的に評価することにもなりますしね。
どういうかたちでキャリアアップしていくべきか?についての考え方って、エージェントによって本当に千差万別なので、いろんな意見を聞く方が良いです。
お医者さんにかかるときでさえ「セカンドオピニオン」が重要といわれているぐらいですから、1人の転職エージェントのいうことを鵜呑みにしすぎるのは危険とも言えます。
最低でも2社以上の転職エージェントを同時に使って、いろんな角度からアドバイスをもらう方が良いですよ。
2.面談後に連絡がこない・遅い
転職エージェントとの面談完了後のタイミングで連絡がこなくなってしまった場合には、エージェントから「優先順位が低い」と認識されてしまった可能性があります。
簡単に言えば、あなたよりも採用が簡単に決まりそうな求職者が別にいる状態ですね。

転職エージェントは、どんなリクエストにも応えられる案件を常に持っているわけではありません。
一時的に、あなたの希望条件にマッチする案件がない場合もありますので、根気よく連絡を待つか、別のエージェントに乗り換えることを検討しましょう。
転職エージェントもビジネスでやっていますので、採用につながりやすい人から企業側に紹介をしていくのはやむを得ないところです。
このように、エージェント側もビジネスとしてあなたとやりとりしているのですから、
あなたもビジネスとしてエージェントと付き合えば問題ありません。
複数のエージェントを使って求人を提示してもらい、天秤にかけて一番良い提案をしてくれるところにお願いすればいいんです。
車やバイクを売るときには、
複数の業者から見積もりをとって、一番良い値段をつけてくれるところに売りますよね。
転職活動もこれと同じです。
あなたのことを「一番良いお客さん扱い」してくれるエージェントをメインで使ってあげるようにしましょう。

3.面談を受けたときに紹介された求人数がとても少ない
転職エージェントと面談した後に、ほとんど求人を紹介してくれない場合には、
そのエージェントが持っている求人とあなたが希望している職種が合っていないことが考えられます。
エージェントには、それぞれ得意とする求人ジャンルがあります。
例えばアパレル業界に強いとか、外資系に強いとか、
高年収のマネージメントクラスの転職案件をメインとしているとかいったかたちですね。
重要なことは、自分の探している転職条件、業界にあったエージェントを使うことなのです。

転職エージェントに見捨てられやすい人の特徴
転職エージェントに「見捨てられやすい人」の特徴について理解しておきましょう。
↓例えば、以下のような特徴に当てはまる方は、残念ながらエージェントから連絡が来なくなる可能性が高いです。
- 転職に向けたテンションが低い
- 高望みしすぎている
- 職歴書やレジュメ記入が不十分
- 担当エージェントとの性格的な相性が悪い
- その他マナー違反をしてしまっている
それぞれの内容について、順番にみていきましょう。
1.転職に向けたテンションが低い
転職エージェントもビジネスで求人紹介をやっています。
ハローワークの相談員さんなどとは違って、採用を決めないとエージェントも自分の営業実績を上げないといけません。
そのため、採用につながりやすい人から求人を紹介していく傾向があるのはやむを得ない点です。
ただし、これはマイナスなことばかりではありません。
彼ら自身も熱心に紹介しないと自分の成果をあげられませんから、
その分だけ「あなたの採用を決めるために本気になってくれる」ということでもあるからです。

人間、自分自身のおしりに火がつかないとなかなか一生懸命になれないのはエージェントも同じです。
もちろん、求職者(あなた)のニーズよりも、自分の営業成績を優先するようなエージェントは論外ですけどね。
転職エージェントに本気を出してもらうには?
転職エージェントに本気を出してもらうためには、求職者(あなた)自身の転職に向けたテンションが高いことが絶対に必要です。
つまり、「絶対に転職成功したい!」という熱意を見せるのが大切ということですね。
とはいってもこれはそんなに難しいことでもないです。
具体的な時期を指定して、「この日までに、この職種の仕事に転職したいです」と面談で伝えればOKです。
具体的な日程スケジュールを組んでいる時点で「転職意思は固い」と判断してもらうことができますので。
世の中の転職エージェントを使っている大半の人って、
「なんとなく今の仕事だるいな…」ぐらいのテンションでしかありません。
(そこからやる気を出させるのが転職エージェントの仕事)
そういう中で「この日までには絶対決めたいです」という意欲を見せるだけで、
エージェントからしたら「良いお客さん」の評価をしてもらえるのですから、簡単ですよね。

このとき、転職希望時期の目安としては「3ヶ月以内」を指定するようにしてください。
これより先の時期を言ってしまうと、逆に転職意思が低いと思われてしまいます。
2.高望みしすぎている
あまりにもこれまでの職歴とかけ離れた希望条件を出してしまうと、エージェントから「高望みをしている」と敬遠されてしまいます。
例えばビジネスで使えるレベルの英語力はまだないのに、外資系でバリバリ働きたいとか、
マネージメントの経験がない状態でマネージメントクラスの求人に応募してしまったなどのケースですね。
年収を今より300万円アップさせたい!などの非現実的なことを伝えてしまうのもNGです。
特に、年収アップについては「本人の実力」よりも、「現在の年収がいくらか」をベースに判断される傾向があります。
今の年収が400万円の人なら、
そこから「プラス50万円〜100万円」程度の求人が射程範囲です。
あらかじめ現実的な相場を知った上でエージェントに相談するのが大切ですよ。

あまり現在の年収とかけはなれた希望年収は、「高望み」と言われてしまう可能性がありますので注意しておきましょう。
もっとも、
- 中小企業から大企業への転職
- 未経験の職種や業界への転職
といったニーズがあることは、決して高望みではありません。
エージェントは基本的にあなたの立場で考えてくれますので、「次の転職ではこういうことをやってみたい」と色々相談してみてOKです。
重要なことはエージェントから「今の実力と希望がかけ離れすぎている」「非現実的」と判断されないようにすることです。
3.職歴書やレジュメ記入が不十分
転職サイト内で履歴書やレジュメ(職務経歴書)の入力が完了していないと、エージェントの対応が悪くなることもあります。
これは「転職に本気度が感じられない」とか、「転職先に出す応募書類も良い加減になるかも」とエージェントに思われてしまうからです。
エージェントは応募書類の添削もしてくれますので、
アドバイスしてもらうつもりで作成しましょう。

その職務経歴書がそのまま転職先に転送され、あなたのプレゼン資料になることもあります。
面接のきっかけとなるレジュメが最初のアピール材料であるということを認識しておきましょう。
4.担当エージェントとの性格的な相性が悪い
エージェントは万能ではないので当たりハズレもありますし、たまたまついた担当者と性格的な相性が悪いこともあります。
エージェントもサラリーマンです。
熱心に案件をいくつも紹介してくれる人もいれば、残念ながらあまりやる気のない人もいるものです。
私自身も「やりとりをしたのは1回だけで、それっきり音沙汰なし」
というエージェントに当たったこともあります。

転職活動は少なくとも3ヶ月以上は続く長期戦です。
エージェントとは長い付き合いになりますので、性格的に会う担当者を見つけることがいい転職につながりますよ。
転職活動の成功・失敗はあなたの今後の生活に大きな影響を与えます。
相性の悪いエージェントにこだわる必要はありません。
5.その他マナー違反をしてしまっている
「ひょっとしてエージェントに見捨てられたかも」と思ったら、
エージェントとやりとりをしたときの対応について、少しだけ見直してみてください。
エージェントは親身にキャリア相談に乗ってくれる人が多いですが、
あくまでも「仲介業者」であることを忘れてはいけません。

エージェントは「自分のことをなんとかして転職させてくれる人たち」ではなく、あくまでも「企業との間に入ってくれる人たち」に過ぎません。
もっとも、ごく常識的かつ正直に接しておけば間違いありません。
例えば、案件を紹介してくれるメールが来たら早めに返信する、面談では社会人としてのマナーを守る(遅刻しない・質問には真摯に回答するなど)といった程度のことです。
あと、ちょっとしたことでも職歴を盛るとか、うそをつくのもNGですね。
後から嘘がばれた場合、エージェントとしては企業側からクレームを食らう可能性がありますので、一度ウソがばれたら敬遠されてしまいます。
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転職エージェントは「キャバ嬢のように使う」がポイント
転職エージェントを上手に活用するコツは、
「自分を優先で扱ってくれないなら、別のエージェントを使うよ」という態度でのぞむことです。
このあたりは「恋愛上手な人」の行動をマネしてみてください。
例えば、キャバ嬢の人たちって「たった一人の金持ち男性」だけに入れ込むことってしません。
必ず複数人の男性とコンタクトを取って、お互いに競わせるようなかたちでデートするんですよね。
相手の男性としては「他の男には負けたくない!」と言う心理でどんどんプレゼントを持ってくる…というわけです。

↑これと同じように、あなたも「複数のエージェントとやりとりをする」というかたちを意識してみてください。
あまりたくさんのエージェント会社を使っても情報管理がややこしくなってしまいますが、3社ぐらいは同時に使った方が、しっかりと求人紹介をしてもらえるようになりますよ。
エージェント側に「ぼやぼやしているとよそで採用を決められてしまう…!」という不安感を与えることで、
より良い求人をもってきてもらえるように仕向けるわけですね。
もちろん、エージェント側も求職者が複数のエージェントを使っているのは百も承知ですが、
タイミング的にうまくはまれば、そのエージェントが持っている「とっておきの求人」を紹介してくれることもあります。
転職活動も一種のビジネスです。
こういったかけひきも楽しみながら進めていくと良いでしょう。
大手エージェントと中小規模エージェントの使い分け方法
↓転職エージェントには、大きく分けて以下の2種類があります。
- 大手エージェント
- 専門特化エージェント(中小エージェント)

リクルートやマイナビといった「大手エージェント会社」と、
あまり名前の通っていない「中小規模のエージェント会社」とは、扱っている求人数や種類にかなり違いがあります。
大手エージェントと中小エージェントは、いずれも一長一短がありますから、
↓以下のように「状況に応じて使い分ける」のがおすすめです。
- 大手エージェント
求人数が圧倒的に多いのが特徴。
まだ希望職種が決まっていない・未経験の職種や業界に挑戦したい人が使うのに適している。 - 中小エージェント
求人数では大手に負けるが、ひとつひとつの求人の質が高い。
エージェント自身が業界にくわしいため、採用につながりやすいのも特徴。
希望職種や業界がすでに決まっている人や、特定の業界の実務経験者として転職したい人が使うのに適している。
↑この点、中小エージェントに登録した場合には、ミスマッチが生じてしまう可能性が高いことを知っておいてください。
リクルートエージェントやマイナビエージェントのような大手サイトと違い、中小の転職エージェントでは「特定の分野に特化した求人」を扱っていることが多いからです。
マイナーな中小エージェントに登録して思うように求人を紹介してもらえなかった人は、
大手エージェントに切り替えてみるのも一つの手です。
大手エージェントは「ありとあらゆる種類の求人を持っている」のが特徴なので、
「紹介できる求人が1件もない」というケースは少ないです。

もちろん、中小エージェントはまったく使いどころがないのか?というと、そんなことはありません。
中小エージェントは「特定の分野の求人に強い」という特徴があります。
経理や人事など「管理系」の求人に強い、MR職専門でやっているといった具合ですね。
また、面接に同席してくれたり、書類審査なしで面接から選考に進ませてくれたりなど、柔軟なサポートをしてくれるのも中小エージェントの強みだったりします。
転職エージェントはどこも無料で使えますので、
「用途に応じて使い分ける」という使い方が正しい使い方といえます。
