- 会計ソフトのfreee(フリー)は使いにくくて最悪って本当?
- ステマじゃない実際の利用者の口コミ評判を知りたい…。
- freeeを他の会計ソフトと比較した場合のメリット・デメリットは?
この記事では、会計ソフトfreee(フリー)の口コミレビューを掲載しています。
実際に会計freeeを使って確定申告までやってみた使用感や、「使っていてここが最悪」という内容についても紹介します。
レビューを書いている私(管理人)は税理士事務所で10年間働いた後に自分で事業をしている人間です。
弥生会計やJDLなど、会計freee以外の会計ソフトもたくさん使った経験がありますので、
それらと比較した場合の使用感もくわしく紹介していきますね。

この記事の目次
会計ソフトfreee(フリー)が向いている人・向いていない人
↓結論から先に言うと、以下に該当する人は会計freeeを使うのがベストだと言えます。
会計freeeにマッチする人
- これから初めて経理を始める個人事業主・自営業の方
- 副業収入があったので確定申告しないといけないサラリーマンの方
- 簿記とか確定申告とか正直よくわからない方
- 会計ソフトにはできるだけお金をかけたくない方
- 確定申告期限まで時間がないので、最低限の機能がついていて入力がしやすければなんでもOKな方
- 領収書を紙ではなくてデータで保管したい方
- 銀行やクレジットカードの取引をいちいち入力せずに一括で自動処理したい方
- スマホアプリと連携している会計ソフトが良い方
↓逆に、以下のどれかに該当する人は別の会計ソフトを使ったほうがマッチするかもしれませんね。
会計freeeにマッチしない人
- 簿記知識が豊富で、振替伝票で厳密に仕訳入力をしたい人
- パソコン操作が苦手なので、電話サポートが必要な人(会計freeeは基本プランではチャットサポートのみです)
- クラウドではない買い切りタイプの会計ソフトが良い人
- アップデートで入力画面が変更になるのは耐えられない人
\ 初心者が一番使いやすい会計ソフト!/
簿記知識が豊富な人や、経理の実務経験者の方は、
会計freeeよりも弥生会計の方がマッチするかもしれませんね。
なお、クラウドか買い切りか?については、
2021年現在では買い切りタイプを買うメリットはあまりないと思います(弥生会計もオンライン版が出ています)

↓会計freee以外の会計ソフトについては、下記の記事でメリットデメリットを紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
会計freee(フリー)は「悪い口コミ」が多い?
会計freeeについては、ネット上では悪い口コミが少なくありません。
それだけ利用者が多いということでもあるのですが、
実際に悪い評価をしている人を見てみると「すでに簿記知識が豊富で、会社の経理スタッフとして本格的な経理を経験してきている人」がほとんどであることにも注意が必要です。
会計freeeは良くも悪くも「初心者向け・万人向け」に作られています。
なので、厳密な簿記のルールで経理をやってきた人からすると「ん?」となってしまう部分が結構あるんですよね。
(私自身、会計畑で10年以上働いている人間なので、その気持ちはよくわかります)
これは「誰向けに作られているか?」の違いと言えます。
例えば、包丁やまな板であっても「専業主婦で料理はとても得意!」という人向けのものと、
「生まれて初めての一人暮らしで自炊も初めて」と言う人向けのものでは選び方がまったくちがうでしょう。
(初めて料理をする人に、プロの日本料理屋が使うような本格的なものはむしろ危険で怪我をしてしまいます)

↓実際にネット上で「悪い口コミ」と評価されている理由としては、以下のようなことが多いですね。
- 仕訳入力画面のデフォルトが振替伝票じゃない
- 赤伝票が切れない
- 銀行連携で仕訳の自動登録をしてほしくない
- 以前使っていた会計ソフトと勝手が違うので慣れるのに時間かかる
- チャットサポートの人が会計知識のないエンジニアである
- 消費税の軽減税率を反映した納品書や見積書が作れない
(「メールアドレスが間違っていてログインできないからクソ」ということで低評価をつけている口コミサイトもありましたが、さすがにこれはアホでしょう…)
↑ネット上の口コミで「悪い点」として指摘されていることは、経理実務の経験がない人にとっては「正直いってどうでもいいこと」であるものが少なくありません。
会計ソフトへの入力作業というのは、必ずしも簿記のルールに従ってやる必要はありませんからね。
(入力作業の結果として簿記のルールに従ったものができあがればそれでOKです)

↓会計freeeの仕訳入力画面はこちらの動画を参考にしてください。
本格的に経理の勉強をしたい人でもない限り、会計ソフトは「直感的に入力作業がやりやすい」をベースに選んだ方が良いと思います。
厳密な簿記のルールに従った会計ソフトがいい人は、会計freeeよりも弥生会計の方がいいですね。
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会計freeeの料金・費用体系
会計freee(フリー)はスターター・スタンダード・プレミアムの3つのプランがあります。
会計フリーの料金プラン(税抜)
- スタータープラン
→月額1180円
→年払いで1万1760円(月換算で980円/月) - スタンダードプラン
→月額2380円
→年払いで2万3760円(月換算で1980円/月) - プレミアムプラン
→月額3316円
→支払いは年払いのみ3万9800円(月換算で3316円/月)
↑いずれのプランも30日間無料で使うことができますので、「実際に使ってみて良さそうなら使い続ける」という試し方ができますよ。
\ 30日間無料で試せる!/
初心者が選ぶべきプランは?
これから事業を始める自営業の方や、副業収入の確定申告をする人はスタータープランでOKです。
会計処理をしていく上では制限は基本的に何もありません。
スタータープランでも確定申告まできちんと完結できますよ。
最新の試算表データも見られますので「前月までの売上を確認したい」という場合もスタータープランで十分です。
(※「コロナ持続化給付金の申請のために売上台帳を出さないといけない」という方も、スタータープランで台帳を作成できます)
上級プランは何が違う?
一方で、消費税の申告をしないといけない人(2事業年度前の課税売上高が1000万円を超えている人)は、消費税申告に対応しているスタンダードプランを選びましょう。
また、「確定申告をするだけ」から一歩進んで、
↓下記のような「会計情報を経営判断の資料として活用したい人」も、スタンダードプランを選んでください。
- 領収書の写真から仕訳データ自動取得
- 月次推移
- 資金繰り
- 売掛金・買掛金の一覧レポート
最上級のプレミアムプランには「電話サポート」と「税務調査サポート補償」がついています。
スタータープラン・スタンダードプランのサポートはWEB上のチャットサポートのみになります。
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【まとめ】会計freeeは良くも悪くも「万人向けの会計ソフト」
今回は、会計freee(フリー)の評価について解説しました。
↓まとめると、以下のような人は会計freeeを選んで問題ありません。
会計freeeにマッチする人
- これから初めて経理を始める個人事業主・自営業の方
- 副業収入があったので確定申告しないといけないサラリーマンの方
- 簿記とか確定申告とか正直よくわからない方
- 会計ソフトにはできるだけお金をかけたくない方
- 確定申告期限まで時間がないので、最低限の機能がついていて入力がしやすければなんでもOKな方
- 領収書を紙ではなくてデータで保管したい方
- 銀行やクレジットカードの取引をいちいち入力せずに一括で自動処理したい方
- スマホアプリと連携している会計ソフトが良い方
↓逆に、以下に該当する人は会計freeeはやめておいた方が良いかもしれません。
会計freeeにマッチしない人
- 簿記知識が豊富で、振替伝票で厳密に仕訳入力をしたい人
- パソコン操作が苦手なので、電話サポートが必要な人(会計freeeは基本プランではチャットサポートのみです)
- クラウドではない買い切りタイプの会計ソフトが良い人
- アップデートで入力画面が変更になるのは耐えられない人
簿記知識がすでに豊富にある人には、弥生会計オンラインがおすすめです。
ご自身の事業規模や会計知識に応じてマッチする会計ソフトは変わってきますので、注意してくださいね。
【おまけ】自営業者が税理士を使うべきタイミングは?
この記事をご覧の方は「なんらかの事情で自分で確定申告や経理をしないといけない」という状況の方だと思います。
「まずは自分で会計ソフト入力をやって、税務署で確定申告を…」とお考えの方が多いと思いますが、
今後も事業や副業をずっとやっていく予定がある方なら、税金の手続きは早めに税理士に依頼するようにした方が良いと思いますよ。
というのも、事業開始3年目以降は税務調査がやってくることが多いからです。
税務調査は過去の年度にさかのぼってチェックされますので、
できれば事業をスタートした最初の年分の確定申告から、税理士に相談した方が良いですね。
私はもともと税理士事務所で10年以上働いていて、今は自分で事業をやっているのですが、
事業始めたての頃にいい加減な経理をやってしまったせいで、数十万円〜
100万円以上の追徴課税を食らっている人をたくさん見てきました。
「うちにはまだ税理士なんて…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
税理士費用は確定申告のみなら3万円程度からやってくれるところもあります。
この金額で税務調査のリスクを最低限にできるなら安いものだと思いますよ。

コストを少しでも抑えたい人ほど、税理士は早いタイミングで使っていくべきだと思います。
税理士を使うメリットは確定申告だけではない
↓また、税理士は以下のようなことも経営者の代わりにやってくれます。
- 融資を受けたいときに銀行に出す書類の準備
- 従業員を雇った時の社会保険の手続き
- 従業員の年末調整の手続き
- 節税対策(いつ法人化すべきか?などの判断)
- 法人化後の法人税や消費税の申告手続き
税理士は経営者の右腕のようなかたちでいろんなアドバイスをしてくれますよ。
(希望すれば月に1回などのかたちで訪問もしてくれます)
経験豊富な税理士に出会えたことが、事業が一段階成長するきっかけになったという経営者はとても多いです。
特に、自営業者にとって「銀行融資が通るかどうか?」は、ときに死活問題になります。
銀行は決算書をもとに融資するかどうか決めてきますので、
その決算書に税理士の印鑑があるかどうかで融資の可否が決まってしまうこともあるのです。

起業してから1〜2年ぐらいは税理士なしでやっていくのもありです。
ですが、3年目以降は税理士と顧問契約を結んでおくのが良いですね。
(このあたりから税務調査のチェックが入り始めます)
事業がもうかってきたら法人化を検討する経営者が多いですが、そのタイミングで顧問税理士を探す人も多いです。
税理士の知り合いなんていないんだけど…という方へ
↓経営者が税理士を探す方法としては、以下のようなものがあります。
- 家の近所で看板を出している税理士に依頼する
- 友人の経営者などから紹介してもらう
- 商工会議所などで紹介してもらう
ただ、このような税理士の探し方だと、
- 自社の業種にあった税理士じゃなかった
- 不満があっても友人から紹介された税理士なので顧問契約を切りにくい
- 料金が適切なのかよくわからない(ぼったくられていても相場が不明なので気づけない)
↑こういった状態になりがちです。
税理士はいったん契約すると、後から別の税理士に変更するのがとても面倒です(経理のやり方などについて引き継ぎをしないといけません)
そうなるとやっぱり「自力で探す」ということになるのですが、
料金が相場から見て適正で、自社の業態にあった税理士を探すなら、
税理士検索のサイトを使うのもおすすめですよ(無料で使えます)
「料金で比較して選ぶ、経理をどこまでお願いするか選ぶ、得意な業種で選ぶ…」などなど、
↓条件を指定して税理士を探すことができるのでとても便利です。
外注の業者を選ぶときには「相見積もり」をとって依頼するのが一般的ですが、税理士についても同様ですね。
↓見積もりはWEB経由で無料で取れるので、活用してみてください。
\ 自社に最適な税理士を探せる!/