- 仕事に行きたくない…。もう病気で倒れてしまいたい。
- 通勤中に怪我したら仕事を休める?
- すでにうつ病かも。でも上司や先輩の反応が怖くて言い出せない…。

仕事に行きたくなすぎてつらいです。
毎朝出勤前に腹痛になりますが、仮病を疑われるので休めないです。
絶食して倒れたり、通勤途中に怪我をすれば休めますか?
重要なことなのでよく聞いてくださいね。
「体調を崩したり、怪我をしたりしたら会社を休めるかも」
なんて考えてしまうのは、とても普通の精神状態ではありません。

そこまでつらい思いをしながら、まじめに会社に出勤する意味はまったくないです。
無断欠勤でもばっくれでもいいんで、とりあえず仕事休んでしまってください。
多分あなたはまじめすぎる人です。
仕事なんて「金稼げりゃなんでもいい」ぐらいに考えましょう。
- 電車に乗るときにこけて怪我をしたら会社を休めるかも…。
- 1週間絶食して倒れたら会社に行かないで済むかも…。
- 自転車で転んで足を怪我したら会社に行かないでいいかも…。
↑あなたは今、こんなことを考えていたりしませんか?
実はこれ、私が新卒入社した会社で営業マンをやっていたときに、実際に考えていたことです。
普通の健康状態で読めば「異常」とわかりますが、精神的に弱っているときには本気でこんなことを考えてしまうものなんです。
上司がパワハラで「休みたい」と伝えることすらできないなら、
無断欠勤でもなんでもいいんでばっくれちゃってください。
大した問題にはなりません。
たかだか仕事なんかのために、一番大切なあなたの命や健康を粗末にするようなことは絶対にだめです。

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この記事の目次
「どうしても仕事行きたくない人」が知っておくべき5つの事実
「どうしても仕事に行きたくない、いっそ倒れてしまいたい…。」
このように思い詰めてしまっている方には、
↓以下の5つの「現実」をぜひ知っておいていただきたいです。
- 上司や先輩は実はあなたが辞めるととても困る
- 有給休暇を取らせることは「会社の法律上の義務」であること
- 辛い職場で働き続けることは大きなリスクであること
- 転職は年齢を重ねるほど不利になること
- コロナ禍でも仕事はちゃんと探せばたくさんある
会社というものは、神様が作ったものでも、空から降ってきたものでもありません。
欠点だらけ・まちがいだらけの人間が作ったものです。
時代遅れになっているルールは山ほどありますし、先輩や上司はまったく万能ではないのです。
仕事がつらいのは、あなたが悪いのではなく、会社や職場が悪いことも普通にあることを知っておいてください。
1.上司や先輩は実はあなたが辞めるととても困る
あなたが会社を辞めて真っ先に困るのは誰でしょうか?
実はそれは、あなたの上司や先輩です。
なぜかというと、部下であるあなたに仕事をやめられると、
その上司自身が人事管理能力がないと判断され、評価が下がってしまうからです。

また、あなたが辞めた後、これまで通り仕事がまわるように調整するのは上司や先輩の役割です。
新人を採用して、教育して、OJTをして…と、当面は上司や先輩の仕事量が増えることになるでしょう。
なので、あなたの上司や先輩は、
なんとかしてあなたが仕事をやめないように引き留めてくる可能性があります。
「簡単に仕事を辞めたら次が見つからなくてつらいよ」なんていわれると、
「親身にアドバイスしてくれる良い上司だ」と感じるかもしれませんね。
しかし、これは必ずしもあなたのことだけを考えていっているとは限らないのです。
自分のことだけを考えている人だったとしたら、
その人のいっていることを真に受けるのは馬鹿馬鹿しいですよね。
2.有給休暇を取らせることは「会社の法律上の義務」であること
2019年4月1日からは、会社は従業員に対して毎年5日間の有給休暇を取得させることが義務付けられました(いわゆる「働き方改革」というやつです)
↓具体的には、労働基準法第39条という法律が新しく作られ、これに違反すると、会社には従業員一人あたり30万円以下の罰金が科せられます。
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
この制度は、企業規模にかかわらず大企業も中小企業も、一律で導入されています。
社員に有給休暇を取得させることは、「会社が社員に与える恩恵」などではなく、
会社にとっては「守らないと刑罰を科せられるルール」なのです。
この記事を読んでいる方の中には、
なんだかんだと理由をつけて有給取得をさせないブラック企業につとめているかたもいらっしゃるでしょう。
このような、最低限の法律ルールすら守らない会社に、
忠誠心を持つ必要が本当にあるのか、少し立ち止まって考えてみる必要があります。
3.辛い職場で働き続けることは大きなリスクであること
仕事が辛い、嫌だと感じたまま我慢して働き続けることは、
この先、長い社会人生活をおくるうえで、大きなリスクになります。
特に心の問題は重大です。
悪化すると自分ではコントロール不可能になり、人と話すことが嫌になり引きこもったり、
頭から仕事のことが離れず眠れなくなったり…と、健康面にもマイナスの影響がでます。

最悪の場合は精神が病んでうつ病になってしまうことも考えられます。
そうなると、社会復帰ができなってしまう可能性もあるでしょう。
このような状況にならないために、無理をして働き続けることのリスクを知っておく必要があります。
今の職場とまったく同じ仕事内容なのに、
お給料がもっと良い会社、人間関係が良い職場はいくらでもあります。
「今の職場を辞めたらもう後がない」などと思いつめる必要はありません。

4.転職は年齢を重ねるほど不利になること
もし、今の会社から転職することを検討するなら、
年齢は若ければ若いほど有利であることも理解しておきましょう。
特に、未経験の職種や業界に転職をするなら、
どんなに遅くても20代までに転職するのが望ましいです。
30代からは即戦力であることが求められますから、
実務経験者として、同業種・同業界での転職しかできなくなるのが現実であることを知っておいてください。

理想的には、20代のうちに「自分の強みはこれです」と胸を張っていえるだけの実力を身につけておくのが良いです。
あなたは「今の仕事をこの先も一生ずっと続けていきたい」と思いながら働けているでしょうか。
30代になってから「この仕事はやっぱりもう嫌だ。まったく新しいことを始めてみたい」と考えたとしても、なかなか難しいのが現実です。
転職は年齢を重ねるごとに難しくなります。
あなたが人生で一番若いのは、「今この瞬間」ですから、転職を検討するのであれば、少しでも早いタイミングで始めることをおすすめします。
5.コロナ禍でも仕事はちゃんと探せばたくさんある
インターネットや新聞テレビでは、
「売上減少、人員削減、ボーナスカット…」などなど、マイナスの話題ばかり取り上げられていますね。
このタイミングで転職は厳しいとされていますが、本当でしょうか?
参考までに、転職サイトdodaがコロナ禍の最新状況を反映して作成したデータを見てみましょう。
これによると、「仕事が多い業界と、少ない業界にかたよっている」のが実情であることが分かります。
特にIT・通信業界では、有効求人倍率は4.9倍と非常に高くなっています。
コロナ禍でも人手不足の状況が続いているのです。
有効求人倍率とは、
「転職希望者1人に対して、仕事が何件あるか?」を表す指標です。
有効求人倍率が4倍なら、4つの仕事から選ぶことができる状態というわけですね。

確かに、仕事が非常に少なくなっている業界もあります(上のデータでは小売・外食業界は有効求人倍率は0.49と、希望しても転職することが難しい状態)
しかし、現状でも人手不足の業界はたくさんありますから、「今は転職はいっさいできない」と悲観的になる必要はありません。
重要なことは、人手不足になっている業界(上のデータではIT・通信業界)を見極めることです。