- 同期がいない職場がつらい…。
- 年齢の離れた先輩や上司に相談できなくて孤独。
- 同期がいない会社で働き続けるメリット・デメリットは?

今の会社には新卒で入社したのですが、同期がいないのが悩みです。
職場には年齢の離れた人ばかりで孤独です…。
お互いにはげまし合って働ける同期がいないのはなかなか辛いですよね。
ただ、「同年代の仲間がいない職場」でも楽しく働くのは完全に無理というわけではないですよ。

この記事では、同期入社の仲間がいない職場で人間関係を築いていくためのコツ(テクニック)を紹介します。
同期がいない会社で長期間働いていくことのメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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同期がいない職場で人間関係を築くコツ6つ
↓同期がいない職場(一緒に働く先輩や上司がすべて年齢の離れた人たち)で人間関係を築くには、以下のようなコツを押さえてみてください。
- 「同期なんていない状態がデフォルト」と考える
- 先輩の仕事や経歴に興味を持とう
- 「新人・ベテラン関係なくやらないといけないこと」をきっちりやる
- 職場内での「新人の仕事」には積極的に取り組む
- 「末っ子のような甘えん坊」にならないように注意する
- モチベーションを自分で管理する方法を知る
↑一つでも良いので、実践してみてください。職場でのいごこちの良さがかなり変わりますよ。
それぞれの対策方法について、順番に見ていきましょう。
1.「同期なんていない状態がデフォルト」と考える
大前提として、社会人になったあとは「同期がいない」という状態はむしろ「普通」であることを知っておきましょう。
この感覚って、大手企業の新卒でずっと来られた方にはちょっとわかりにくいことなんですよね。
私自身も新卒で入社したのは大手企業で、同期は20人ぐらいいました。

しかし、中小企業の新卒採用や、中途採用で転職するようなケースでは、同期がいない状態がむしろデフォルト(基本状態)です。
会社にはいろんな人たちが集まってきていますから、それを「楽しい」と前向きにとらえてみましょう。
このようにとらえられるようになると、職場内の人間関係にも積極的に入っていくことができるようになりますよ。
会社は学校ではないので、学生時代の人間関係の捉え方とはまた別の考え方に切り替える必要があります。
2.先輩の仕事や経歴に興味を持とう
「年齢の離れた先輩や上司と何を話していいかわからない」という方は、相手の人が「どんな仕事をしているのか?」に注目してみてください。
↓例えば、こんなことについて実際に質問してみてください。
- 「先輩が今やっている仕事はどんなだろう?」
- 「先輩はどうしてこの会社に入社したんだろう?」
- 「先輩は過去にどんな仕事をやってきたんだろう?」
重要なのは人間関係を築くきっかけをつかむことです。
職場での人間関係ですから、
「仕事」を通したコミュニケーションになるのはむしろ当たり前かもしれませんね。

「こんなこと聞いたら失礼かも?」なんて心配は入りません。
自分のやってる仕事・過去にやってきた仕事に興味を持たれて嫌な気がする人はまずいませんよ。
3.「新人・ベテラン関係なくやらないといけないこと」をきっちりやる
新人時代は「新人ベテラン関係なく、全社員が共通でやらないといけない仕事」をきっちりやることを意識してみてください。
↓具体的には、以下のようなことですね。
- 自分から進んであいさつする
- 大きな声で明瞭に話す
- 日報や目標報告などの社内文書を期日までにきちんと仕上げる
- メモを取りながら指示を聞く
- きちんと相手の目を見て対話する
- 一度したミスは繰り返さない
↑こういったことがらは、社会人の基本でありながら、ベテラン社員でも意外にできない人が少なくありません。
(あいさつなんて別に先輩や上司からやっても問題ないはずですしね)
↓※「一度したミスを繰り返さない方法」については、こちらの記事を参考にしてみてください。
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新人時代は、とにかく先輩や上司に「見捨てられないこと」が大切です。
「誰でもできるのに、意外にみんなできてないこと」を意識的にやっておけば、少なくとも職場の全員から見捨てられることはありません。
4.職場内での「新人の仕事」には積極的に取り組む
「同期がいなくて自分だけが新人」という職場では、新人の仕事には積極的に取り組むようにしましょう。
↓どんな職場でも「これは新人の仕事」というような業務がいくつかあるはずです(例えばこんなこと)
- 営業先にでかけるときの車の運転手
- 飲み会の幹事
- ブレイクタイムのコーヒーやお茶の準備や後片付け
- 重い荷物がある場合は持つ、運ぶ
同期がいない職場なら、新人時代はこうした仕事には積極的に取り組むことを意識してみてください。
これらは言ってしまえば雑用ですが、職場を円滑に回していくための立派な「仕事の一部」でもあります。
地味で目立たない、面倒くさい作業であることはみんなわかっていますから、一生懸命頑張ればきっと誰かがみています。
こういうことをきっちりやっておけば、いざという時にみんな助けてくれるものですよ。

さらにいうと、最近は上司や先輩も「こういうの若い子に頼むとパワハラって思われるかな」と遠慮しているケースが多いです。
自分からこれらの雑用を買って出れば、「近頃の若者にはめずらしい」ということで簡単に評価を上げることができますよ。
同期のいない職場でこそ、この手の下働きは人間関係を作っていくベースになります。
5.「末っ子のような甘えん坊」にならないように注意する
同期がいない職場で働く場合に気をつけておくべきことととして、「末っ子のような甘えん坊社員」になってしまわないようにすることがあります。
同期がいない環境だと、先輩たちから
- できない作業を手伝ってもらう
- 仕事のミスをカバーしてもらう
- ちょっとした飲み物やご飯をおごってもらう
といった、優しさ気づかいを一身に浴びることになります。
可愛がってもらえるのはありがたいことですが、ずっと甘えたままでいると後で後悔する結果になりがちなので注意しておきましょう。
なぜなら、あなたにもいずれは後輩ができるからです。
数年後にあなたの後輩が入ってきたときに、馬鹿にされないようにしないといけません。

1年後や数年後に入社してきた新人になめられるのは相当な苦痛です。
みんながサポートしてくれる新人のうちにしっかり実力をつけておきましょう。
少しでも早く自立する!という心がけは、職場の先輩にも伝わるものですよ。
6.モチベーションを自分で管理する方法を知る
同期がいない職場では、仕事のモチベーションが何かと下がりがちです。
「ミスをしてしまって客先に怒られた…」という状況で同期がいれば「自分もこのあいだ同じようなミスしたよ」と慰めてくれるかもしれません。
しかし、同期がいない職場ではこうした「同じ目線でフォローをしてくれる人」はなかなかいません。
新卒として社会に出たばかりの人ならなおさらでしょう。
しかし、社会人になったからには「自分のモチベーションは自分で管理する」「自分の機嫌は自分で取る」という意識を強く持つ必要があります。

もっとも、こうしたつらい状況はそう長くは続きません。
入社してから1年ぐらいは、あなたは「新しく職場に入ってきた人」扱いですが、
それ以降は先輩もあなたを「同じ職場で同じ仕事をしている仲間」として扱ってくれるようになるでしょう。
そうなれば、あなたのモチベーション低下は先輩が同じ目線でフォローしてくれるようになるものです。
入社1年間は「自分の機嫌(モチベーション)は自分でよくする」と覚悟してしまいましょう。
その間に日々の仕事や社会人としての基本、雑用などを頑張っていれば、自然と先輩とも愚痴を伝え合う仲になるものです。
同期がいない職場で働く場合のメリット
同期入社の同僚がいない職場で働くことは、悪いことばかりではありません。
↓具体的には、以下のようなメリットがありますね。
同期がいない職場のメリット
- 比較されるライバルがいない
- 出世競争にわずらわされることがない
- 意外にめんどくさい「同期どうしの人間関係」がない
それぞれの内容についてくわしく解説していきます。
メリット1.比較されるライバルがいない
同期がいないということは、あなたは「職場で唯一の新人」ということです。
仕事の受け答えや業績で比較される人がいませんから、落ち着いた環境でゆったり働くことができるでしょう。
メリット2.出世競争にわずらわされることがない
大手企業など同期入社がとても多い会社では、「同期入社組の中で、誰が最初に課長になるか」が常に話題になるものです。
あなたがうまく「出世が早い方」に入ることができればいいですが、そうでない場合はかなりのストレスとフラストレーションを感じながら働くことになります。
同期がいなければこうした出世競争意識がそもそもありませんから、この点はメリットと言えますね。
メリット3.意外にめんどくさい「同期どうしの人間関係」がない
同じ目線の同期は仲間にもなりますが、敵になってしまう可能性も常にあります。
こうした「同期どうしの人間関係」にわずらわされることがないことも、同期がいない会社で働くことのメリットと言えます。
同期がいない職場で働く場合のメリット
↓その一方で、同期のいない職場で長期間働くことには、以下のようなデメリットも考えられます。
同期がいない職場のデメリット
- とにかく孤独を感じがち
- 社内イベントでの下働きが多い
- 仕事の成長が遅くなる可能性あり
こちらも順番に見ていきましょう。
デメリット1.とにかく孤独を感じがち
同期がいない職場では、仕事で何か辛いことがあったときに「俺もこの前同じミスしたよ…」と同じ目線でなぐさめてくれる存在がいません。
どんなに優しい先輩・上司がいたとしても、あなたと同じ目線でアドバイスをくれることは難しいです。
先輩や上司は良くも悪くもその職場に染まっていますから、まっさらな状態である新人のあなたの気持ちはわかりにくくなっているものです。
デメリット2.社内イベントでの下働きが多い
あなたが「職場内で唯一の新人」である場合、社内でのイベントごとでの下働きはあなたの仕事になります。
施設の設営や車の準備、お店の予約や幹事、さらにいえば飲み会の場での盛り上げ役(一発芸をやらされるなど…)なども新人の仕事になっている職場はあるでしょう。
大手企業のパワハラ問題やコロナ禍をきっかけに、最近ではこうした「社内イベント」はどんどんなくなっていってます。
しかし、こうした伝統行事を大事にしている会社はまだまだあります。

こうした雰囲気に苦痛を感じるタイプの人にとって、「同期がいない職場で唯一の新人」という立場は非常に苦しいものになるでしょう。
デメリット3.仕事の成長が遅くなる可能性あり
同期がいない職場では、良くも悪くも「あなたの比較退職になる人」がいません。
これは出世競争意識などなく働けるというメリットがある一方で、「成長することへのプレッシャーが弱い」ということでもあります。
10人の同期がいる職場で、「誰が最初に出世コースに乗るか?」をかけて熾烈(しれつ)な競争をしている人たちと、
「職場で一人だけの新人」としてかわいがられながら働く人とでは、当然ながら前者の方が仕事を早く覚えるでしょう。

どんなにいごこちの良い職場でも、一人前の仕事ができるようにならなければ、「いつまでたってもヒラ社員で安い給料…」という仕事人生になってしまいます。
「それでもいい」と割り切るのも一つの考え方ですが、
同じ働くならまわりから評価されながらお給料もたくさんもらえる方が良いに決まっていますよね。
同期がいない孤独に耐えがたいなら…
同期がいない孤独な職場で働き続けることに苦痛を感じている方は、転職も検討しましょう。
この場合、必然的に組織人数の多い大手企業を狙って転職活動をすることになりますね。
もしあなたが大学卒業後3年以内の「第二新卒」に該当するのであれば、大手企業への転職を狙うことも十分に可能ですよ。

業界を代表するような大手企業でも、新卒一括採用後に欠員が出ることは普通にあります(新人研修中に退職者が出るなど)
そうした企業の第二新卒枠をピンポイントでねらっていけば、新卒の時には挑戦できなかった超大手企業への転職を実現することも可能になりますよ。
第二新卒枠への転職を確実に成功させるなら、第二新卒専門の転職エージェントを使うようにしましょう(無料で使えます)
自力で転職活動するのと比べて、はるかに高い確率で採用内定につなげることが可能になりますよ。