- 転職して半年経ったのに仕事ができない…。これってもしかして向いてない?
- 同僚や先輩に「仕事できないやつ」認定されてつらい…。
- 仕事できる人とできない人って何が違う?

今の会社に転職して半年になるんですが、ぜんぜん成果がでません。
ちょっと前までは「まあまだ入って〜ヶ月だから」という感じで許されてたんですが、
転職から半年超えて急に風当たりが強くなってきた感じです。
「今の部署で成果出せないなら配置転換する(配置転換された人は無能扱い)」みたいな社内ルールもあるようで精神的につらいです…。
入社半年というのは「仕事に向いてる・向いてない」を判断する一つの区切りですね。
自分の仕事内容や職場内の人間関係についてはなんとなく理解できた頃でしょう。
そこからちょっとしたコツをつかんで成果が出始める人と、そうでない人(仕事できない人)に分かれるタイミングだと思います。

この記事では、転職して半年経ったけど仕事がうまくいかない人向けに、チェックして欲しいポイントを紹介します。
仕事のコツをつかんで成果につなげるにはどうしたらいいのか?
具体的な対策方法を解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
転職半年で仕事できない人がやってみるべき対策
↓「転職して半年経ったけど、仕事がぜんぜんうまくいかない…」という方は、以下のようなことをチェックしてみてください。
- 「細かなミスが多い人」の対策
- 「自分のやってる仕事にどういう意味があるのか分からない人」の対策
- 「営業成果が出ない人」の対策
- 「職場で浮いてしまっている人」の対策
- 「仕事がつまらない人」の対策
仕事はコツをつかむことで一気に成果が出るようになることがあります。
ちょっとしたことで結果が劇的に変わることもありますよ。上の中から1つだけでも良いのでぜひ実践してみてくださいね。
1.「細かなミスが多い人」の対策
基本的なことですが、細かいことについてもメモをとる癖をつけましょう。
また、メモは書くだけでは意味がありません。
「後でメモを見返す(復習する)」をセットでやって初めて効果を発揮します。
資格の勉強している方なんかにはお馴染みだと思いますが、「エビングハウスの忘却曲線」という仮説があります。
簡単にいえば「人間は学習したことはガンガン忘れていくので、反復学習がだいじだよ」という話なんですが、
↓衝撃的なのはその忘れるスピードです。
20分後には半分ぐらい(58%)しか記憶に残ってません。
6日後には4分の1ぐらい(25%)、1ヶ月経ったら5分の1(21%)程度しか頭に残ってないんです。
この前提に対して、カナダのウォータールー大学が行った研究によると、「復習をすることで記憶の定着は劇的に改善する」ということがわかっています。
↑黄色の線が「復習をきちんとやった場合の記憶の定着率」なんですが、30日後でもほぼ100%の記憶が残っていますね。
なんだかむずかしい感じになっちゃいましたが、具体的な行動としては以下の2つをやるだけでOKです。
- 仕事で指示されたことや、ミスをしてしまったらこまめにメモを取るようにする
- 通勤電車の中で5分でもいいのでメモを見直すくせをつける
人間は学んだことをどんどん忘れる動物ですので、その場で全部覚えようとしないでOKです。
重要なのはとにかく復習!復習!復習!です。
してしまったミスを見返すというのは辛い作業かもしれませんが、やってるうちに慣れてきます。
これをやっているだけで、同じミスをする確率はぐんと減りますよ。
2.「自分のやってる仕事にどういう意味があるのか分からない人」の対策
「自分のやってる仕事にどういう意味があるのか分からない」とお悩みの方も多いでしょう。
一つ一つの業務について処理方法を覚えることも大事ですが、
もう一歩進んで「職場の仕事全体での、今やっている仕事の位置付け」にも関心を持ってみましょう。
どんな会社でも、仕事はチームプレイで動いています(開拓営業のような個人プレーが主体の仕事でもそうです)
効果的なのは「自分の次の人に、気持ちよく仕事を渡すにはどうしたらいいか?」を考えてみることです。

自分がやっている仕事がどういうふうに次の人に渡されるのか?を意識して仕事をしてみると、職場内での評価は変わってくるはずですよ。
他の人の仕事も含めた「職場内での業務の流れシート」を作ってみることもおすすめです。
もちろん、入社半年では「他の人がどんなことやってるか?」なんてよく分からないでしょう。そんな場合はまわりに聞けばいいんです。
先輩であれ、上司であれ、自分がやっている仕事に興味を持ってくれてうれしくないわけはありません。
人間関係をつくるきっかけにもなりますよ。
3.「営業成果が出ない人」の対策
営業マンは成果で評価される仕事です。
一生懸命がんばっているけどなかなか結果が出ない…という時は苦しいですよね。
逆説的ですが、こういうときには「成果ベース」ではなく、「作業ベース」で自分の仕事を評価してみるのがたいせつです。
簡単に言えば、「どれだけの売上を上げたか?」で考えるのではなく、「そのために必要な作業をどれだけやったか?」で自分の仕事のパフォーマンスを考えてみるのです。
例えば、訪問営業なら成果を出すためには、なによりもお客さんとの接点を持つことが重要でしょう。
↓そこで、以下のような「作業ベース」で自分がどれだけのことをやっているかをチェックしてみてください。
- 直近の3日間で何件の訪問をしたか?
- 訪問の中で商品サービスの話を切りだしたか?
- 商談をできた相手にフォローのメールを送ったか?
(↑もちろんこれらは一例に過ぎませんので、あなたの職場で必要なことをリストアップしてくださいね。成果をたくさん出している先輩に「具体的な作業としてどういうことをやっているか?」を教えてもらうのもおすすめ)
ポイントは「自分でコントロールできること」に集中することです。
逆に言えば「自分でコントロールできないこと」はとりあえず無視しましょうということですね。

営業で成果が出るかどうかは相手もあることですから、コントロールできないこともたくさんあります。
そうしたことは気にしてもしょうがないので、とにかく自分がコントロールできる作業に集中して、そこをコツコツやっていってください。
ずれたことをやっていなければ成果はおのずとついてくるはずです。
逆に言えば、きちんと作業をして成果が出ないのであれば、その作業の方向性はずれているということですから、修正すればいいのです。
また、こうした作業は自分で全部やると大変なので、先輩や上司の力を上手に借りるようにしましょう。

どんな職場でも、その職場内でのノウハウが積み上がっているものですから、あなたが相談しさえすれば「こういうことをやってごらん」というアドバイスをしてくれるはずですよ。
先輩や上司に商談に同行してもらい、フィードバックをもらうことも有効です。
1日も早く成果を出したいという気持ちは大事ですが、あせってもいいことはありません。
できることを確実に増やしていきましょう。
4.「職場で浮いてしまっている人」の対策
新しい職場で「性格的に合わない」という人が多くて悩んでいる方は多いでしょう。
人間関係で浮いてしまうとどうしても仕事がやりにくくなりますから注意が必要です。
もし、すでに職場で「浮いている状態」になってしまっている方もあきらめることはありません。
↓解決方法として以下の2つをやってみてください。いずれも基本的なことですがびっくりするほど効果的ですよ。
きちんと挨拶をする(できるだけ相手の名前を呼ぶ)
あいさつは社会人として当たり前のことですが、出来ていない人が意外と多いものです。
浮いてしまった中で積極的にコミュニケーションを取りに行くのはハードルが高いかもしれませんが、挨拶なら負担が少なくできるはずです。
もしかすると返してくれない人もいるかもしれませんが気にしないでOK。
カフェの店員さんは「いらっしゃいませ!」という声かけにお客さんからの返事なんて求めませんよね(返事をもらえたらラッキー)
それと一緒です。

相手に個別で話しかけるときには、「鈴木さん、おはようございます。この件なんですけど…」といったように相手の名前を意識的に呼びましょう。
どんな人でも「自分の名前」には世界で一番ぐらいに興味関心を持っていますから、
「すみません、ちょっとよろしいでしょうか…(名前を呼ばない)」と声をかけるよりもきちんと聞いてくれますよ。
お礼と謝罪をきちんとする
これも超基本ですが、できていない人はとても多いです。
何かしてもらった時には「ありがとうございます」
ミスをしてしまい、迷惑をかけてしまった時には「申し訳ありません」ときちんと口にして感謝の気持ちを伝えましょう。
こういうのって、体育会系の部活やってた人は先輩に当たり前にやっていましたよね。
社会人になってからできなくなるというのも情けない話です。

特にミスをしてしまった際の謝罪は、確実に伝えましょう。
口にし辛いかもしれませんが、今後の対策や要因を相談するなど、コミュニケーションのきっかけにすることもできます。
相手の指示を聞くときにはメモを取りながら聞きましょう。
きちんと指示を聞いている姿勢を見せるとともに、再発防止をする意味でもメモはとても重要です。
もちろん、メモは行き帰りの電車で見返してくださいね。
その場でメモを取るだけでは1日後には半分記憶から飛んでいます(上で紹介したエヴィングハウスの忘却曲線を参照)
5.「仕事がつまらない人」の対策
まずは、なぜつまらないと感じているのか?の原因を考えてみましょう。
原因をきちんと把握して初めて、適切な対策を打つことができます。
↓転職半年で「仕事がつまらない」と感じている場合、おそらく下記のような要因があるのではないでしょうか。
- 仕事内容が単調
- 上司や先輩との人間関係がうまくいっていない
- なかなか人から認められない
↑これらとは別の原因で「つまらない」と感じている方は、それもリストアップしてください。
原因がなんとなく把握できたら、以下のように具体的な対策を考えましょう。
- 仕事内容が単調
→業務を細かく分け、それぞれの業務で自分の中での目標を立てて取り組む - 上司や先輩との人間関係がうまくいっていない
→毎日簡単なコミュニケーションを意識的に積み重ねる(名前を呼ぶ・挨拶する・相手の担当している仕事について質問する…) - なかなか人から認められない
→業務を頼まれた際は、ほんの少しでもいいので「相手の期待値」を越えられるよう工夫してみる
ここでも「自分でコントロールできること」に集中することが大切です。
逆に言えば「自分でコントロールできないこと」は気にしてもしょうがないので無視しましょう。

「誰かにやらされている仕事」と「自分からやっている仕事」は面白さや質、身に付き方が大きく変わります。
もちろん、いきなり大きな仕事を自分からやることは難しいので、少しずつ、主体的な仕事の割合を増やしていきましょう。
自分でコントロールできる仕事の割合が増えれば増えるほど、仕事は面白くなってくるはずですよ。