- データ入力の副業をしたら勤務先の会社にばれる?
- 会社に副業がばれる原因は?対処法はある?
- 確定申告でうまいことやったらばれないと聞いたけど、これ本当?

会社の給料が安すぎて生活できないので、
データ入力の副業をしようと思っています。
これってメインの勤務先にばれるでしょうか?
タウンワークなどの「アルバイト募集」に応募してデータ入力の副業をした場合には、メインの勤務先にバレてしまう可能性が高いですね。
一方で、クラウドワークスやランサーズなどの
「外注ワーカー募集サイト」でデータ入力の副業をした場合には、メインの勤務先にはばれない可能性が高いです。

この記事では、サラリーマンやOLをしながらデータ入力の副業をしようと考えている方向けに、メインの勤務先に副業がバレない方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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データ入力の仕事には2種類ある
データ入力の仕事には、
- 「給与所得」という扱いになるものと、
- 「事業所得」という扱いになるもの
の2種類があります。
会社にばれないようにしたいなら「事業所得」の扱いになるデータ入力で副業する必要があります。
給与所得というのはアルバイトやサラリーマンなど「誰かに雇用されて得た収入」です。
一方で、事業所得というのは「個人事業主=自営業」として得た収入を言います。

タウンワークなどのアルバイト雑誌をみて応募したデータ入力は給与所得、
クラウドワークスやランサーズなどで応募したデータ入力は事業所得になるケースがほとんどです。
「どのようなかたちで働くか?」によって税金の扱いが変わり、会社にばれる・ばれないも決まる
ちょっとややこしいのですが、
同じデータ入力の副業でも、アルバイトとしてやるか、個人事業としてやるかで税金の扱いが違うのです。
アルバイト(給与所得)として副業をする場合は、副業で稼いだ金額がメインの勤務先に通知される仕組みになっています。
そのため、あなたが副業をしていることはメインの勤務先に知られてしまう可能性が高いです。
一方で、個人事業(事業所得)として副業する場合にはこうした通知のシステムはありませんから、メインの勤務先に副業している事実が知られる可能性は低いです。
データ入力に限らず、他の副業でも基本的に考え方は同じです。
ただし、データ入力はインターネット経由で仕事募集がされるケースが多いため、よくわからずに副業してしまっている人が少なくありません。
会社に副業していることをぜったいにバレたくないのであれば、注意しておきましょう。
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データ入力の副業が会社にばれる原因2つとその対策
これはデータ入力の仕事に限らずですが、
↓副業をしている事実がメインの勤務先にバレてしまう理由としては、以下の2つが考えられます。
- 社内のうわさ話でばれる
- 住民税の金額でばれる
「1.社内のうわさ話でばれる」については、あなた自身が同僚などにも教えないように気をつけておけば大きな問題はないでしょう。
副業が会社にばれてしまう原因のほとんどが「2.住民税の金額でばれる」です。

それぞれのケースについて、具体的な対策方法を順番に解説いたします。
1.社内のうわさ話でばれる
副業が会社にばれる原因の一つ目は、
会社の同僚にうっかり知られてしまい、そこから会社へ告げ口されてしまうパターンです。
具体的に言葉に出さなくても、
「あいつは最近なんだかお金の羽振りがいい」とか、
「勤務時間中に仕事と関係ないパソコン画面を見ている」
といったことからばれる可能性もあります。

また、副業で収入が増えると、
高い買い物をしたことをまわりに自慢したくなってしまうものです。
飲み会などでのちょっとした会話の糸口からばれることはありますから、注意してください。
対処法としては、勤務時間中に限らず、とにかく会社の人と同じ空間にいるときには副業のふの字も出さないことです。
どんなに信用している同僚や先輩でも、副業していることは会社の人に決して話さないようにしましょう。
2.住民税の金額でばれる
会社に副業がバレてしまうケースとしてもっとも多いのが、
この「2.住民税の金額でばれる」場合です。
あなたが負担する住民税の金額は「あなたが1年間に稼いだ金額」から計算されます。
(市役所が勝手に計算して勤務先の会社に通知してきます)
そして、計算された住民税は、
メインの勤務先のお給料から天引きされるかたちで市役所に納税するかたちになっています。
メインの勤務先から受け取る「給与明細」を確認してみてください。
「住民税特別徴収額」という項目で天引きされているのがあなたの住民税です。
この税額は、副業の収入も含めた所得金額から計算されている数字です。
給与明細を作成しているのはメインの勤務先ですから、必然的にあなたの副業収入も含めた所得金額を把握されているというわけです。

あなたの会社の経理の人は、
市役所から送られてくるあなたの所得データに基づいて、住民税をお給料から天引きして市役所に納めています。
副業をした場合、当たり前ですがあなたの所得は増えているはずですね。
会社に通知されてきたあなたの所得金額が増えていたら、
必然的に「どこか別のところからお給料を受け取っている」ということがわかります。
「住民税の金額から副業がバレる」というのは、こういう仕組みです。
【対策方法】普通徴収によって住民税を納めるようにすればいい
それではどうしようもないのか?というと、そんなことはありません。
上で解説した「2.住民税の金額からばれる」ケースについても、対策方法はあります。
それは、住民税の納税を「会社に納めてもらう」のではなく、「副業の分は自分で納める」という方法を選択することです。
住民税を会社に代わりに納めてもらうのを「特別徴収」、
自分でコンビニなどで納めるのを「普通徴収」と呼びます。

- 特別徴収
→会社に住民税納税手続きをやってもらう(給料から天引き) - 普通徴収
→自分で住民税の納税手続きをやること(コンビニで払うなど)
普通徴収を選択した場合には、
住民税の納税手続きはあなたが自分でやることになりますから、会社に所得金額を知られることはないというわけですね。
会社に副業がばれないようにしたいなら、住民税は「特別徴収ではなく、普通徴収で納める」必要があるのです。
もちろん、メインの勤務先のお給料に関する住民税については、特別徴収のかたちで会社に代わりに納めてもらいます。
この場合に普通徴収を選択できるのは「副業で得た分の所得についてのみ」であることに注意してください。

ただし、普通徴収を選択できるのは「自営業として得た収入」だけ
ただし、注意しておかなくてはならないことがあります。
それは、住民税の納め方として「普通徴収」を選択できるのは、
「自営業として得た収入(事業所得)に限られる」ことです。
アルバイトやサラリーマンとして収入を得た場合には、
住民税は必ず特別徴収(メインの勤務先の給料から天引き)での納税を選択しなくてはならないルールになっています。
↓東京都主税局のホームページの説明がわかりやすかったので、引用しておきます。
(質問)従業員から、「給与から特別徴収(差し引き納入)ではなく自分で納付したい」といわれているのですが?
(回答)給与所得者の個人住民税は原則として特別徴収の方法により徴収しなければなりません。したがって、従業員の希望により普通徴収を選択することはできません。
(質問)2か所以上の事業所に勤務している従業員は、どちらかに特別徴収されますか?
(回答)原則として、主たる給与の支払を受けている勤務先で特別徴収を行います。
クラウドソーシングサイトでデータ入力の仕事をした場合は、
「自営業として得た収入(事業所得)」に該当するのでOKです(住民税の納税方法を普通徴収にしておけば、メインの勤務先には副業がばれません)
一方で、アルバイトや派遣社員、正社員などの形で稼いだお金(給与所得)は、
住民税の納付方法として特別徴収を必ず選択しないといけませんから、会社にバレてしまいます。

↓まとめると以下のようになります。
- 自営業としてのデータ入力収入(事業所得)
→住民税の普通徴収を選択できる
→メインの勤務先に副業がばれることはない - アルバイトや派遣・正社員としてのデータ入力収入(給与所得)
→住民税の普通徴収を選択できない(必ず特別徴収)
→メインの勤務先に副業がばれる
自営業として稼いだ副業収入なら、
確定申告時に「普通徴収」を選択することによって、会社に住民税の金額を知られることなく副業することが可能になります。
なので、会社にバレないようにデータ入力の副業をするためには、アルバイトとしてやるのではなく、個人事業としてやる必要があります。
具体的には、アルバイト求人サイトや派遣求人サイトに出ているデータ入力の仕事ではなく、
【致命的な問題点…!】クラウドソーシングのデータ入力(会社にバレない)はとにかく単価が安くて稼げない
「クラウドソーシングのデータ入力なら会社にバレない!
ならさっそくクラウドソーシングのサイトで仕事探してみよう!」
↑…と思った人はちょっと待ってください。
確かに、クラウドソーシングのサイトで募集されているデータ入力の副業なら、
自営業としての収入になりますから会社に副業がバレることはありません。
しかし、致命的な問題があります。
それは、「クラウドソーシングのデータ入力作業は、とにかく単価が安くて稼げないこと」です。
クラウドソーシングのデータ入力が単価が低い理由
実際に、クラウドソーシングサイトでデータ入力の仕事で検索をかけてみてください。
相場はそのときどきで違うのですが、
データ入力は1件10円~50円(5分程度でできる作業)が相場です。
文章作成をともなうライティング作業などはもう少し単価が高くなりますが、未経験OKの仕事の場合は1文字=0.5円程度が相場でしょう。
実際やってみると、「作業のしんどさのわりにぜんぜん稼げない…」と言う感想を持たれる方がほとんどだと思います。
データ入力の仕事の良いところは「単純作業」なので、頭を使わなくてもできることにあります。
しかし「単純作業=だれでもできること」なので、必然的に単価は低くなってしまうのです。
クラウドソーシングサイトのデータ入力作業で、
月に5万円以上の金額を稼ぐのは、至難のわざといっても良いでしょう。

また、この手のデータ入力に取り組んでいるのは、ほとんどが時間のある主婦や無職の方です。
単価の高いデータ入力の案件には応募が殺到し、
早い者勝ちの状態です(1つの案件に対して200人以上が応募する事もあります)
常にクラウドソーシングのサイトを確認できない会社員は、単価の高い仕事を受注するのは非常にむずかしいのが実情でしょう。
たくさん稼ぎたい方へ!サラリーマンにおすすめの副業方法
それなら、サラリーマンは会社に秘密でこっそり副業で収入を増やすことはできないのか?
というと、そんなことはまったくありません。
実際、私はサラリーマンをやりながら完全在宅の副業で稼いでいます。
現在では副業収入の方がサラリーマンとしての収入よりも多い月もありますよ。

コロナ不況、年功序列や終身雇用の崩壊…、AIによって人間の仕事が奪われる…などなど、
大手企業のサラリーマンでも、ただ単にサラリーマンとしてがんばっているだけではなかなか収入が増えていかない時代です。
その一方で、本業で減ってしまった年収を、副業で補填しているという人はあなたのまわりにも増えてきていることでしょう。
要は「どういう副業を選択するか?」が重要なのです。データ入力のような稼ぎにくい副業はやめて、
もっと効率的に稼げる副業方法を選択しようということですね。
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