- 新卒の就活に失敗した…。就職浪人したら社会人人生は終わり?
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- コロナ不況で就活はそうとう厳しい?

就活失敗してニート確定しました…。
僕の社会人人生はもう終わりでしょうか…。
落ち込む気持ちはわかりますが、元気出しましょう。
就活失敗したぐらいで人生は終わりません。
第二新卒枠を狙えば最短で内定を狙うことも可能ですよ。
(むしろ新卒よりもハードルは低い)

この記事では、新卒就活に失敗してしまった方向けに、最短で復活する方法を解説します。
(内容を先にいってしまうと「第二新卒枠を狙って就活やり直しましょう」という話です)
- 具体的にいつごろから行動を開始すればいいのか?
- どういった求人を狙うべきか?
- 最短で内定を取るにはどうしたらいいのか?
↑こういったことについて具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
就活失敗しても人生は終わりではない理由2つ
同期の学生が就職していく中で、自分だけが「ない内定」だとあせりますよね。
ですが、就活が完全に失敗したとしても(就職浪人が確定した人も)人生は終わりなんかではありません。
↓その理由として、以下の2つのことを知っておいてください。
- 新卒入社の3分の1は、三年以内に離職している
- 新卒就活に失敗しても「第二新卒枠」を狙えば最短で復活できる
それぞれの意味について、順番に解説しますね。
1.新卒入社組の「三年後離職率」は30%超
あなたのまわりには、「就活成功した!」とリア充満喫している同期がきっとたくさんいるでしょう。
しかし、そんな彼らも入社後には大きな挫折を味わう人が多いです。
具体的にいうと、新卒で入社した人(つまり就活に成功した人)も、
「3年以内に30%は仕事辞めて転職している」という統計データがあります。

厚生労働省が毎年作成している「新規学卒者の離職状況」という統計データがあるのですが、
これによると「新卒入社後、3年以内にその会社を辞める人」は全体の32.8%もいます。
↓平成29年度の大卒45万8683人のうち、
15万543人(32.8%)が3年以内に離職しています。
- 1年で離職:53,147人(11.6%)
- 2年で離職:52,075人(11.4%)
- 3年で離職:45,321人(9.9%)
- 合計:150,543人(32.8%)
今は「自分は就活成功した〜!」とはしゃいでいる人も、大学を卒業して入社した後には、
「やっぱりこの会社ダメかも…」で辞めていく人が3割超もいるというわけです。
このように、社会人になった後も「就活成功した」なんて胸を張って言える人はほとんどいないのが実情です。
就活失敗したぐらいで人生終わりませんので、気軽に考えましょう。
重要なことは、失敗した後にどう復活するための対策を講じるかです。

2.新卒就活に失敗しても「第二新卒枠」を狙えば復活できる
就活に失敗しても人生終わりじゃない理由の2つ目は、
たとえ新卒の就活に失敗しても、第二新卒枠を狙って復活が可能であることです。
上で見たように「新卒の3割は3年以内に辞める」のが実情です。
これは企業側から見ると「想定していた採用人数に穴があく」ということでもあります。

企業の人事部というのは「今年は新人を〜人採用するように」といった感じでノルマをもって採用活動していますから、
辞めてしまった人の枠をなんとか埋めなくてはなりません。
そこでどうするか?というと、追加募集を行うわけです。
これがいわゆる「第二新卒」といわれるものですね。
第二新卒の対象になるのは、大学卒業後3年以内の人です。
(この間に就職しているかしていないかは問いません)
第二新卒の採用は、新卒採用と同様に「ポテンシャル採用」のかたちで行われます。
ポテンシャル採用というのは「過去の職務経歴ではなく、これからののびしろをみて採用を判断する」という採用方法のことですね。
簡単に言えば「新卒就活のやり直し」のようなかたちで採用面接をやってくれるということです。
第二新卒として採用されることができれば、
入社後の扱いは新卒とほぼ同じになります(新卒の集合研修に後から合流するようなかたちになります)
新卒の就活に失敗しても、第二新卒として採用されれば、
ちゃんと復活してファーストキャリアをスタートできるというわけです。

新型コロナウィルスの影響で就職活動に影響が出ている学生を考慮し、政府は「卒業後3年以内は新卒扱い」するように経済界に要請しています。
新卒就活に失敗した人が第二新卒として就活する方法
ここからは、新卒の就活に失敗してしまった人が、
第二新卒として就活をやり直すための具体的な方法を解説していきます。

↓第二新卒として最短で内定を得るには、以下のようなポイントを押さえて就活を進めていきましょう。
- 新卒との「差別化」をきっちり行う
- 闇雲に大企業を狙うのはやめる
- 第二新卒の採用が活発化するタイミングを狙う
1.新卒との「差別化」をきっちり行う
第二新卒の採用は、新卒と同じポテンシャル採用といっても、「新卒とまったく同じ自己PRの仕方」をしても採用されません。
第二新卒として採用されるためには、新卒者にはない「強み」をアピールする必要があるのです。
それは何か?というと、あなたがすでに一度「就活に失敗した」という挫折を経験していることです。

一度就職に失敗しているあなたは、良くも悪くも「覚悟」が決まっているはずです。
それはあなたの強みになるのです。
- 就活に失敗したという経験から何を学んだか?
- 同じ失敗を繰り返さないために、どのように考え方を変えたか?
- 失敗の経験をしたことで、どんな辛い思いをしたのか?
- それがきっかけでどのように覚悟が決まったのか?
↑こういったことを、あなたの言葉で素直に伝えればいいのです(難しく考える必要はありません)
学校では失敗は「マイナス」ですが、社会人になったら失敗の経験はプラスに評価されることもあるのです。
過去の失敗を恥じる必要はありません。
「失敗から何を学び、次にどのように活かそうと考えかているか?」をきちんと伝えることができれば、
それはむしろあなたの強みになるのです。

2.闇雲に大企業を狙うのはやめる
新卒の就活では「大手企業に入るのがステータス」だったと思いますが、本来はこの考え方は正しくありません。
自分が取り組みたいと思える業種・業界で、しかも業績が伸びている会社から内定がもらえるのが「就活成功」と考えましょう。
「あまり名前の知られていない中小企業でも、実は超優良企業」ということは普通にあります。
転職エージェントを使えばおすすめの企業情報などを教えてもらうことも可能なので、活用しましょう。
もちろん、あなたにとっての理想の就職先が大手企業なら、それはそれでいいです。
大手企業も第二新卒採用は活発に行なっています(むしろ大手の方が積極的です)
大手の第二新卒枠求人をピンポイントで狙って就活していってください。

(補足)コロナ禍でも狙える業界・企業はたくさんある
様々な業界が新型コロナウィルスの影響を受けて業績が悪化し、新卒採用の中止を発表する企業が相次ぎました。
しかし、そうした中でも業績を伸ばしている業界というのも少なからずあることを知っておきましょう。
具体的には、IT・通信業界は、コロナ禍でも業績を伸ばして求人も増えている業界です。

↓※転職支援会社パーソル(doda)が公表している資料
転職マーケットの”今”を知る!2020年10月の転職求人倍率レポート(2020年11月16日発表)
※「転職求人倍率」というのは、転職希望者1人に対して、何件の求人があるか?を示す数値です。
上のIT・通信分野の転職求人倍率は「4.89」ですので、求職者1人に対しておよそ5件(4.89件)の仕事があるという意味です。
コロナ禍でテレワークを導入する企業が増えていますが、
テレワーク推進に関するシステム(Web会議、通信ネットワーク、ペーパーレスなど)を販売・開発している企業では人手不足の状態になっていると思われます。
このように、外部環境がどうあれ、それをチャンスととらえて利益を出しいている企業はちゃんとあります。
3.第二新卒の採用が活発化するタイミングを狙う
↓第二新卒枠の採用が活発化するのは、毎年以下のタイミングです。
- 4月入社
→1月〜3月に採用活動が行われる - 10月入社
→7月〜9月に採用活動が行われる
企業側は、年度始めである4月か、下半期始めのタイミングである10月に向けて人員補充を行います。
採用はだいたい3ヶ月ぐらいかけて行われますから、上記のタイミングで求人が出てくるというわけです。
1年間のうち6ヶ月間(1〜3月+7〜9月)は第二新卒の採用を行なっているということですから、チャンスはたくさんありますよ。
【転職活動のはじめ方】何から始めればいいの?
今すぐ転職する人も、そうでない人も、
まずは「世の中にはどういう求人があるのか?」をチェックすることからスタートしましょう。

↓最新の求人をチェックする方法としては、以下の2つの方法がありますよ。
- 転職サイトで自分で探す
- 転職エージェントと面談して提案してもらう
↓この2つは、以下のように使い分けるといいです。
いずれも無料で使えますので、ニーズに合う方を使いましょう。
- 転職サイト
マイペースで転職活動をやっていきたい人におすすめです。
登録しても電話連絡が来るようなこともありませんから「とりあえずどういう仕事があるのか見てみたい」という人が使うのにも適しています。 - 転職エージェント
最短で内定が欲しい人や、転職するなら絶対に年収を上げたい人におすすめ。
自分に「どういう仕事が向いているのか?」がわからない人が、プロ目線でおすすめの求人を提案してもらうという使い方もできます。
年収アップが転職の必須条件の方は、転職エージェントに代わりに交渉してもらうといいですよ。
- 「今すぐは転職する気はない」
- 「なんとなく世の中にどういう仕事があるのか知りたいだけ」
という人も、転職サイトまたは転職エージェントへの登録作業だけは早めにやっておきましょう。
仕事の疲労やストレスが極度にたまってから始めると、転職活動はとてもつらくなりますよ。
(登録は無料で、2分ほどで完了できます)

転職はあなたの人生に影響を与える重要な意思決定です。
「せっぱつまってどうにもならなくなったので転職…」というかたちで始めるのではなく、
精神的に余裕があるうちに将来を見越してスタートするのが鉄則です。
転職サイトや転職エージェントに登録しておくと、あなたの職歴や希望条件にマッチした最新の求人情報が自動メールで届くようにできます。
(※下記画像参照)
送られてくる求人メールの中から、気になったものをストックしておくだけでも、
「今の仕事がどうしても嫌になったら、転職もある」という選択肢を持てます。
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転職サイトを使うべき人
- 転職サイトの長所
- 登録されている求人数がとても多い
- 誰にも指示されずマイペースで転職活動できる
- 手軽に使える
- 転職サイトの短所
- めんどうなことも全部自分でやる必要がある
- どの求人も同じに見える…となりがち
- 給与交渉を自力でやる必要がある
転職サイトを使う場合、良くも悪くも「転職活動はすべて自力でやる」というスタンスが必要になります。
また、転職サイトを使っている人はとても多いです(つまりライバルも多い)
1つの求人に対して競争になりやすいということも知っておきましょう。
個人的には転職サイトよりも転職エージェントを使った方が、最短で転職を成功させやすいと思います。

おすすめの転職サイト
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転職エージェントを使うべき人
- 転職エージェントの長所
- 企業側との日程調整など、めんどうなことを代わりにやってくれる
- あなたのキャリアにマッチする求人をしぼりこんでくれる
- 年収額の交渉を代わりにやってくれる
- 転職エージェントの短所
- 全部自分でやらないと気が済まないタイプの人には向かない
- 自分の職歴や志望職種にあったエージェント会社を選ばないと思ったような求人を紹介してもらえない
- 担当エージェントとの相性が悪いとストレスがたまる
転職エージェントを使う場合、
担当のエージェントと「二人三脚」で転職活動を進めていくことになります。
そのため、「自分に合ったエージェント会社・自分に合う担当エージェント」を見つけることがとても大切です。
転職エージェントは1社だけを使うのではなく、
2社〜3社を使ってみて、相性の良いところをメインで使うようにするのがコツですよ。

社会人経験がまだ少なく、転職活動は初めてという人は、プロの意見を一度聞いてみることは大切です。
- 「自己判断で求人を選ぶのが不安(ブラック企業に応募してしまうかも…)」
- 「今度の転職先では、人間関係で絶対に失敗したくない」
- 「せっかく転職するなら絶対に年収を上げたい…!」
↑転職にこういった不安を感じている人は、無理せず転職エージェントに相談するようにしましょう(無料で使えます)
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